アニョロッティの南瓜ソース Paris発Wien経由で届いたレシピをTokyoでアレンジ
ありがたいことに、【よみがえる遺産】のバトンを回していただいて、アンカーさせていただいて。わたしでいいの?な感じではありましたが、noteの恥は書きすて(笑)の爆走でなんとかかんとか。
こういう繋がり、noteならではで、いいなと感じていて。
ただ、バトンという形で、時間制限があったり、次の人に必ず渡さなければいけない、というのは、時間制約の多い方や、既にお仲間で回ってしまっている場合など、辛さに変わる場合もありそうで。
あ、このnoteいいな、とか、このお料理いいな、と思って、そのまま作ったり、アレンジしたりしながら繋がりを楽しむ、この方が自由でいいかな、などと。
今でもお仲間内でお料理繋がり、されてますし。
始まりはハロウィン
パリのユイじょりさんがハロウィン三部作で作られてたバターナッツのポタージュ
これをウィーンのPezioさんがアレンジされて焼いた鶏を加えられていて。
このお二人の素敵なお料理をわたしなりに、というのもちょっといいかも、と思っての一皿でございます。
と、柄にもなく美しくはじめようと思ったら、お二人が使われていたバターナッツ、探しまくったのですが見つからず。ケイチェルおじさんは近所でよく見るよ、とのお話。さすが日本のパリ。
で、やむなく南瓜で。。。ということで、じゃぱんなえせイタリアンに(泣)。
今日のお題
南瓜、鶏肉でパスタに仕上げる
ユイじょりさんからパスタにしたらどうでしょう、とのコメント+Pezioさんの鶏肉との組み合わせが美味しそうだったので、リピエノを鶏肉にして、詰め物系のパスタにすることに。
南瓜のピュレ
南瓜をザクッと切って、火を通して皮を除いてから生クリーム少々加えてブレンダーでピュレに。。。予想よりちょっと薄味で、水分多い感じ。
南瓜、まだ見分け方ができないわたし(泣)。
皮はもったいないので、ちゃんと料理しながらいただいてます。食品ロスはんた〜い、というよりモッタイナイ系食欲大魔神(笑)。
このソース、味がやさしいので、アクセントで焼き南瓜。皮の硬いところだけ削いで、薄切りにして、オリーブオイル塗って、軽く焦げ目が着くまでグリルして。
パスタの形
南瓜のやさしい味の甘めのソースと合わせるので、ラビオリだと大きくて肉の方が強くなりそうな気が。で、小ぶりで、南瓜のとろ〜っとしたソースがからみやすいアニョロッティ・デル・プリンの形にすることに。アニョロッティ!プリン!響が好き!って単なる語感フェチ。。。すみません。変態全開でお見苦しいところをお見せいたしました。
生地は伸びをよくしたいので、デュラムセモリナと強力粉を2:1、全卵を使って。
鶏肉のリピエノ
南瓜に勝ちすぎないよう、ムネ肉で。ニンニク、ローズマリー、オリーブオイルでマリネ。二時間くらい寝かせて。
ニンニクの香りを油に移して、フライパンで焼いて。皮に焼き目をつけたら、白ワインどぼっと入れて蓋して弱火で蒸し焼き。肉の風味づけと、ソース用の出汁取り同時にやってしまう作戦。
鶏肉は取り出して、刻んで、さっきの火を入れたにんにくとともにブレンダーで滑らかに。塩、胡椒、ナツメグ入れて味を整えて。旨味十分でこれ以上味を強くするとソースが負けそうなので、味付けはこれだけで。
アニョロッティ・デル・プリンのかたち
薄く伸ばした生地に、リピエノをちょん、ちょん、と置いていって、、、
プリンはつまむ、という意味だそう。作る時につまむからかしらん?
巻き寿司のような感じで生地をまいてから端を同じ方向になるように閉じて。
それから、真ん中をちょん、ちょんとつまんでいって空気を抜いて。
ラビオリカッターで神経集中させて、手前から向こうに押す感じで切って。
なにを隠そう、これがやりたくてこのカッター買いました。
もう変態全開、、、いくつ変態したら気が済むのでしょう、、、、
不完全変態はコオロギさん、完全変態は蝶々さん、わたしの場合は夜飛ぶ蛾かしらん、、、て、だれもわからないかも(泣)。
ポケットのようなところができるので、ここにソースがからむのでございます。。。なんか足の短いカニのような。。。イタリア人の美味しいものつくりた〜いでここまでやってしまう、とことんさが好きです。
海水くらいの塩入れた湯で5分くらい茹でて。海におよぐカニ、カニ(笑)。
鶏肉を蒸し焼きにした時のワインを軽く煮詰めてから南瓜のピューレを入れて、塩胡椒で味を整えて。鶏の出汁が加わって、南瓜の味が引き立った感じ。。。ここで何か加えた〜い、がもたげてきたのをぐっと堪えて、全体をシンプルなトーンでまとめることに専念、亀は万年。
茹でたアニョロッティと和えて、焼いた南瓜ならべたところにお入りいただいて。
もう、頭の中は葉加瀬太郎のひまわり♪。東日本震災の被災地の方に向けたエールの曲。ご縁があった石巻や女川の方々に想いをはせつつ。被災地のひまわりの種を育ててお返しするプロジェクトなども。
と、夏はもうとうに過ぎたことにここで気がつくおおぼけ。。。加えての、ちょうどいい味にしようとしたら、とろっとろになってしまってパスタが見えない。。。あいかわらずのセンスなさすぎ。。。うちわは持ってますが(笑)。
まあ、いつものことでございますのでご笑覧いただければ嬉しゅうございます。
で、今日の一皿、いかがでしょうか。
”焼いた南瓜、甘くて美味しい”
以上でございました。ち〜〜〜ん。
ソース、寝かせたら甘くなってて、一つ一つは美味しくても全体のバランス崩壊、、、まだまだ修行は続きそう。
で、今日のお話し
”残ってたの、味がなじんで美味しくなってたよ”
あらま。いまさらの星三つ頂戴して。
”全部たべちゃった”
あれ〜。わたしの分は〜。ま、お気に召していただいたということで。
なんとかお二人のレシピのを活かすことできてほっと胸をなでおろしたのでございました。
。。。ってことは作ってから一晩寝かせないといけないってこと???果報は寝て待てって???修行の厳しさが増したような(泣)。
※作者注:生パスタ、しっかりコシをだしておくと、ふにゃっとしないので次の日味が染みておいしくなったりします。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございます。
明日が素敵になりますように。
彩づき始めたころのポプラ。
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