真相は闇の中
定期的に結婚指輪の確認をされている母さんです。
今回、『パートナー編』が開催されるとのこと。
何かあったかな~と出会いから振り返ってみたけれど、これだ!というものが思い当たりません。
都合の悪いことは、記憶から抹消する母さんです。(家族証言による)
母さんの中では、とっくに時効を迎えているのに、夫の中では、いまだに笑うことができないかもという話ならあるのですが。(事あるごとに話を
されるので)
『笑っていいで昇華!?』なのに、全く笑えないかも~という話をしてもいいでしょうか?
それは
今から15年ぐらい前のお盆休み。
2階のバルコニーで、夫が何か作業をしていました。
基本、何も言わずに黙々と作業が始まることがある我が家です。
夕方、外に干してあった洗濯物をとりこみに妻はバルコニーへ。
妻に背を向け、何やら集中している夫。
「何しているの?」
「〇〇」(もはや何と言われたのかさえ記憶に残っていません)
多分、母さんには興味がないことだったのでしょうね。
そのまま洗濯カゴを持って1階へ。
夕飯の支度を始めてもまだ降りてきません。
「お父さん、何をしているんだろうねぇ~」なんて幼稚園生の息子と話していました。
その間も息子は、何度も1階と2階を行ったり来たり。
上手に階段の上り下りができるようになり、普段いないお父さんがいることが嬉しかったのかもしれません。
すると、突然大きな音が。
『ドン!ドン!ドン!』
(うるさいなぁ。こんな時間まで何してるの?)←心の声
『ドン!ドン!ドン!』『ドン!ドン!ドン!』
(ちょっと近所迷惑じゃん。いい加減にしてよ)←心の声
しばらく、無視していたもののどんどん音が大きくなり、
母さんも我慢の限界に近づき
息子と一緒に2階に向かうと
疲れ切った顔で、こちらを見ている夫の姿が。
「うるさいじゃん!近所迷惑でしょ!!」といきなり文句から言い始める妻。
「ねぇ~今、何か違和感に気がつかなかった?」
「いや~別に」
「今、鍵を開けたよね?」
そんな無意識な行動を覚えているわけありませんよねぇ。
「えっ?そうだっけ?」
「全部の窓に鍵がかかっていて、中に入ることができなかったんだよ!」とかなりご立腹の様子。
知らぬ間に夫を閉め出していたようです。
洗濯物をとりこんだ後、無意識に母さんが鍵をかけてしまったのか、息子が鍵をかけてしまったのかは、もう誰にもわかりません。
年少さんぐらいのお子様をお持ちのお母さんならわかっていただけますよね?
鍵の開け閉めができるようになった男の子は危険だということを。
いざという時のために、他の窓の鍵も開けておくのが安心だということを。
普段、家にいない夫はそんなことを知るはずもなく。
とはいえ、100% 息子の仕業とは断定できないのであります。
この母さんなら無意識にやりかねないので、真相は闇の中。
でも夫の中では、犯人は『妻』一択。
『息子のせいにするなんて、最低な母親!』となりかねないので、母さんが鍵をかけてしまったということで、この件は解決しております。
この日以来、
夫も学習してバルコニーに出る際は、他の部屋の窓の鍵も開けておくようになった我が家なのであります。
夫を閉め出してしまったという、夫にとっては全く笑えない話ではありますが、
母さんにとっては、
『もうそろそろ笑い話にしてもいいのでは?』というよりも
『もうそろそろ昇華していただけないでしょうか?』という夫への願いも込めて参加させていただきま~す。