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「安全で快適な自転車利用環境創出ガイドライン」の改定

警察庁交通局と国土交通省道路局は、全国の自転車利用環境の創出を一層進めるため「安全で快適な自転車利用環境創出ガイドライン」を改定した。


|はじめに

2024年6月25日、自転車利用環境の創出を一層進めるため「安全で快適な自転車利用環境創出ガイドライン」が改定されたのだ。

2026年には自転車の交通違反に対して青切符が適用されることになった。
そのため特に自転車がルールどおりに走れる走行空間の整備が喫緊の課題となっている。

今回の改定では、具体的な設計図を多用し、判断に迷う可能性を徹底的に排除しているという点では評価できるだろう。
ただ乗り越えなければならない課題は、失礼ながら現場のやる気と予算獲得という点だといわれている。

|国土交通省の広報資料より

以下、国土交通省が公表した
 「安全で快適な自転車利用環境創出ガイドライン」を改定しました。
を引用表示します。

「安全で快適な自転車利用環境創出ガイドライン」は、自転車は車両で
あり車道通行が原則という観点に基づき、面的な自転車ネットワーク計画
の作成方法や自転車通行空間設計の考え方等について、全国の道路管理者
や都道府県警察に対して提示しており、平成 24 年 11 月に作成し、平成 28
年7月に改定を行っています。
その後、自転車活用推進法が施行され、国及び都道府県が定めた自転車
活用推進計画を勘案しながら、全国において自転車ネットワーク計画を位
置付けた市町村自転車活用推進計画の策定が進んでいることなど、前回改
定後に生じた情勢の変化を踏まえつつ、安全で快適な自転車利用環境の創
出が一層進むよう、本ガイドラインを改定しました。
■本ガイドライン(改定版)は、以下のURLでご覧いただけます。
https://www.mlit.go.jp/road/road/bicycle/pdf/guideline.pdf
■添付資料
別添:安全で快適な自転車利用環境創出ガイドラインの改定について

➤ガイドラインの位置付け

本ガイドラインは、各地域において、道路管理者や都道府県警察が自転車ネットワーク計画策定及び自転車通行空間の整備と併せ、全ての道路利用者に自転車の通行ルールを徹底するなど、ハード、ソフトの両面から幅広い取組が行われるよう、自転車利用環境整備に関係する河川管理者、港湾管理者など行政機関や地元住民、道路利用者など関係者と連携して実施すべき事項について記載している。後述する計画検討体制の活用等により、地域の実情を十分踏まえ、関係機関等と適切に役割を分担した上で、各種取組を検討、実施されることが望ましい。

また、本ガイドラインは、自転車ネットワーク計画の基本方針や計画目標に応じて選定された、面的な自転車ネットワークを構成する路線を対象として実務的な検討事項等をとりまとめているものであるが、その他の道路で自転車通行空間整備を行う場合にも、必要に応じて本ガイドラインに準じた整備を行うとともに、その区間を将来的に自転車ネットワーク計画路線として位置付ける検討を行うものとする。
なお、記載した内容は、あくまでも標準的な考え方等を示したものであるため、具体の取組の検討にあたっては、地域の課題やニーズ、交通状況等を十分に踏まえる必要がある。

|具体的なガイドライン

ガイドラインについては、その内容が長編であることから、下記の
 安全で快適な自転車利用環境創出ガイドラインの改定について
  https://www.mlit.go.jp/road/road/bicycle/pdf/guideline.pdf
にて確認してください。
下図はガイドラインの一部を抜粋したもの。

https://www.mlit.go.jp/road/road/bicycle/pdf/guideline.pdf

|おわりに

自転車の利用を促進数るため、「安全で快適な自転車利用環境創出ガイドライン」が改定された。
改定内容は過去のガイドラインよりも変わったところもあるので要注意である。

以上縷々書いたが添付の安全管理や運行管理に関する検証結果を踏まえて定説に対応して欲しいものであるものだ。

国土交通省:
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001749758.pdf

安全で快適な自転車利用環境創出ガイドラインの改定について:
https://www.mlit.go.jp/road/road/bicycle/pdf/guideline.pdf






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