闇バイト_脅されても警察に通報して~!
最近の報道で「闇バイト」による強窃盗事件をよく耳にしますね。
なにげなく応募したバイトが・・・・、実は闇バイトであった場合、そこで立ち止まって警察に通報するなど相談して欲しいと警察庁は呼びかけています。
犯罪に手を染める前に・・・・一旦立ち止まる勇気を!
|警察庁の呼びかけ
警察庁では闇バイト対策として・・・XやLineなどのSNSを通じてアルバイトに応募したが、実は「闇バイト」だったという事案が多発していることから・・、闇バイトに応募・参加、実行役となった場合には代償が大きいとして
怪しい求人には絶対応募しない
もしも応募してからでも闇バイトであることに気がついたら相談して欲しい
と呼びかけている。
|10代から20代に多い実行犯
最近発生した「闇バイト」事案で実行犯として逮捕された犯人や現金回収
役などは約50人、そのうち約8割は10~20歳代だったという。
そして、実行役らは大半が「 X」や「インスタグラム」などの S N Sに掲載された求人情報を見て応募していたというのだ。
ある民間の調査では、高校生の 5割近くは S N Sで仕事を探した経験があるというから、ある意味現代社会の潮流であり多くの若者が参加してしまうことがやむ得ない社会現象になっているのかもしれない。
|逮捕される
この種事案では、一旦関与すると「逮捕される」のである。
刑事手続き上、逮捕の要件の判断は、逃亡、証拠隠滅のおそれの有無ということであるが、この種の犯罪については組織的な犯罪な犯罪であり証拠隠滅等のおそれがあることから、「逮捕」されるのは必至である。
そしてその後の裁判等においても厳しい処分がまっているのだ。
闇バイトの多くは、罪名でいうと「殺人」、「強盗(強盗致傷等)」、「詐欺」、「大麻取締法」などの重罪に手を染めることになるのだ。
|募集の手口は
指示役は、合法的な仕事であるように装って、「荷物を運ぶ仕事」、「書類運搬」「送迎」などと投稿したり、違法な仕事と警戒されないよう「ホワイトな高額案件」「リスクのないバイト」などと高額なバイトを強調するような書き込みをして募集している。
一般的に、
○「運ぶ」とは、運搬することで、AからBまで麻薬等を運搬する、出し子としてATM等から引き出したお金を運ぶなどの意味がある。
○「荷受け代行」とは、大麻などの麻薬や宅配された覚せい剤などを受け取り、または 転送する役割。
○「電話をかける」だけとは、いわゆる振り込め詐欺事案の「かけ子」の役
などを意味する隠語なのだ。
最終的に、重い刑となるのが「閤バイト」。
いわゆる闇バイトは 2010年代後半から広まったとされている、
特殊詐欺の被害金を回収する「受け子」や引き出し役の「出し子」、他人名義のスマートフォンや銀行口座の売買、違法薬物が入った荷物を転送する「荷受け代行」、強盗などの加担してしまうことになるのだ。
|過去の例では使い捨てにされている・・。
2022〜 23年に相次いだ指示役「ルフイ」らによる強盗事件。
東京都狛江市の住宅で高齢女性が暴行されて死亡し、今回の一連の事件でも、強盗殺人や現金引き出し目的の連れ去り事件が起きているのだ。
それぞれの法定刑は詐欺罪が 10年以下の懲役、強盗罪は懲役 5年以上、強盗殺人罪は死刑か無期懲役で有期刑はなく極めて重い。
一連の事件報道では、「報酬を得た」と供述している容疑者はほとんどいない状況にある。
すなわち、報酬を手にする前に逮捕・検挙されていたり、報酬の支払いを引き延ばされているからかもしれない。
実際、警察による厳しい取締りが行われている。
|身分証明書等を提出しても怖くない
「マイナビ」が今年 2月、アルバイトをしている高校生約 650人に行ったアンケート調査では、
S N Sでバイトを探した経験が「ある」との回答が 46 %、 41 %の生徒は怪しい求人を見かけた経験が「ある」
という。そして、実際に
「怪しい求人の勧誘を受けた」との回答も約 1割
あったという。
この闇バイトでは、運転免許証や学生証のコピーなど、個人情報に関する内容の書面を要求されて提出しまい、結果的にこの身分証明書をもとに、脅迫等さられたりして犯罪に加担したという事例も多く報告されている。
そこで警察庁では、一旦闇バイトに応募したがまだ犯罪に着手前である場合はもちろん、万が一犯罪に手を染めてしまった場合でも、本人はもとよりその家族などの安全を確保するための活動を行うこととしていることから、ぜひ相談して欲しいと呼びかけている。
|おわりに
以上のように、いわゆる闇バイトについては、明白な犯罪であり、警察では、犯罪の検挙及びその予防、犯罪の実行の未然防止などに努めているのだ。
万が一、闇バイトに応募してしまった人は都道府県の警察に、自分及び親族に関して救済を求めては如何でしょうか?
参考資料:
https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/yamibaito/yamibaitojirei.pdf