自転車ヘルメットは「SGマーク付き」を!
自転車利用者のヘルメット着用が義務化された。安価な中国製品がWEBやオンラインショップで販売されているが、ぜひ使用に当たってはヘルメットにSGマークの付いたものを使用したいですね。
|SGマークとは
SGマーク制度は、製品の安全基準・製品認証・事故賠償が一体となったもので世界的にも類を見ない制度だといえる。
SGマークは、いろいろな製品を対象に、一定の基準に達した製品に貼付できるマークだ。
|ヘルメット着用による安全の確保
改正道路交通法の施行により、令和5年4月1日から全ての自転車利用者のヘルメット着用が努力義務化された。
警察庁のホームページによると、
自転車乗用中の交通事故で亡くなられた方は、
約5割が頭部に致命傷を負っている
という。
また、自転車乗用中の交通事故においてヘルメットを着用していなかった方の致死率は、
着用していた方に比べて令和元年から令和5年までの5年間の合計で
約1.9倍高くなっている
という。
(注):「致死率」とは、死傷者数に占める死者数の割合をいうhttps://www.npa.go.jp/bureau/traffic/anzen/toubuhogo.html
https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/anzen/img/toubuhogo/45posuta.pdf
|SGマーク商品が身を守る
このようなことからも、自転車利用者の交通事故の被害を軽減するためには、頭部を守ることがとても重要であることがわかる。
買物や通勤・通学等、日常生活で自転車に乗るときもヘルメットを着用して、頭部を保護するようにしたいね。
ヘルメットは、努めてSGマークなどの安全性を示すマークの付いたものを使い、あごひもを確実に締めるなど正しく着用することが自分の身を守るひとつの手段である。
|SGマーク付きの自転車ヘルメット
Gマーク付き「自転車用ヘルメット」の対応事業者をWebで公開されている。⇒ こちらのリンク先でSGマーク付き製品をご覧下さい。↓
|SG基準における帽子付き自転車ヘルメット 認証に関する注意について
一般財団法人 製品安全協会は、2024年10月25日つけで、販売事業者、流通事業者、製造事業者宛に通達を発出している。
詳しくはリンク先を確認下さい。
その概要は、SG基準におけるヘルメットの認証に関する注意事項であり、帽子のひさし(つば)が柔らかいと、前方視界を遮断してしまうおそれがあり危険であることから、ヘルメットの翼に関しての周知だ。
協会は、使用者の安全確保とSG基準達成の確認のため、再度試験検査を要求する場合があると製造メーカ等にも注意を呼びかけている。
|おわりに
自転車乗員の安全のためには自転車用ヘルメットの着用は重要なポイントである。
ぜひ安全性の高い、基準適合商品を使用して欲しいものだ。
そしてもう一つ、頭部がヘルメットで守れるが、やはり車との衝突や転倒の場合には身体に大きなダメージを受けることから、自分の身を守るための「交通傷害保険」などがついた自転車保険に加入しておくことも重要なことだ。
個人的に加入しているのがこれ
⇒ https://www.jtsa.or.jp/jitensyakai/index.html
死亡はもとより傷害部分についても比較的大きな補償額が設定されているものの家族全員が補償され、自転車事故以外にも適用されるのが「サイクル安心保険」である。
ぜひ検討してみてはどうでしょうか。