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高額バイト!その求人、闇バイトじゃないの?

ありえない高額な求人・バイト。SNSで採用が決まる求人は要注意ですね。闇バイトの可能性が極めて高いです。


|闇バイトとは

ひと言でいうと、「高額な報酬を受け取る代わりに、犯罪行為を代行するアルバイトのこと」

|SNS等での求人に注意

「X」や「LINE」などのSNSで求人やアルバイト募集の掲示やメールが来たりすることがある。
特に注意を要するのは、
日給5万円など高額な賃金をうたい文句に募集しているものには注意を要するのだ。

特に、募集から採用の決定までが全てSNSの行われる募集案件。
採用審査のためと称して、
★家族構成や住所
★身分証や顔写真
★口座情報
などの個人情報報等をSNS経由で要求されるのだ。
写真データなどで前記の情報を提出することで採用が決定するのだ。

このような採用方法のバイトは危ない!いや「闇バイト」といわれるである。
シグナルやテレグラムといった匿名性の高いアプリに誘導して個人情報を送信させ脅迫するというものであり要注意だ。

|犯罪行為である認識が無い人もいる?

SNSで「高額バイト」などと検索するとすぐ闇バイトのアカウントが出てくる。中には犯罪行為をさせられると認識しないまま、応募してしまう人もいる。

テレビ番組「Nスタ(TBS)」での報道を引用すると、

今、闇バイトに足を踏み入れる若者が後を絶たちません。
背景にあるのは、バイト探しでSNSを使うことが当たり前になっていること。
ある調査では今バイトをしている高校生のうち、46%がSNSで直接バイトを探した経験があり、34%が実際に応募して働いた経験があるというのです。

ということでバイト探しにSNSを活用しているという実態がありそこが狙われた感がある。

また、警察庁が公表した
 犯罪実行者募集の実態~ 少年を「使い捨て」にする「闇バイト」の現実
によると

少年たちが「闇バイト」に応募し、犯罪行為に加担するまでの流れにはいくつかのパターンが存在しますが、最も多く見られる基本的なパターンが、
① 自ら SNS で「高額報酬」等を検索・応募
② 犯行グループから連絡が入り、以降、匿名性の高いアプリでやりとり
③ 犯行グループに言われるがまま個人情報を送信
④ 犯罪行為への加担を拒否すれば犯行グループが個人情報を基に脅迫
という流れになります。

とのこと。

また、実際は報酬をもらえず“捨て駒”にされていることも多く、報酬は後でまとめて払う、ペナルティだといって支払われない、次もやったら渡すと言われるが、結局払われることはなく、逮捕されるまで捨て駒として使われるという。

○ 犯行グループから「金が必要になった」「振り込みをしてくれ」など
と言われた。言われるがまま指定された口座に「受け子」をして得た報酬を
全て振り込まされ、結局、一円も手にすることができなかった。
○ 「報酬は口座に振り込む」と言われていたので現金を全て渡し
た。しかし、その後、一向に報酬は振り込まれず、「次もやれば渡す」な
どと言われていたが、結局、報酬は一度も支払われることなく捕まった。
○「報酬は後でまとめて払う」などと聞いていたが、結局、報酬が支払われることはないまま逮捕された。
○ 犯行グループから呼び出され、理由が分からないままペナルティなど と称して、報酬を上回る金を巻き上げられた。さらに、犯行グループの一員 が金を持ち逃げしようとしたため、密告され逮捕された。

参考:警察庁資料より抜粋

闇バイトに応募する人は、短期間で稼ぎたいという人だが、実際にお金を手にできることはないようだ。

|警察庁の呼びかけ

異例なことだが、警察庁の課長級が「X」や「YouTube」などの動画やSNSにおいて、「危険な高額バイト、闇バイトに応募しないよう」呼びかけている。その内容の一部を紹介する。

警察庁生活安全企画課長です。
現在首都圏を中心に住宅に陥る凶悪な強盗事件があついでいます。
警察から今このような犯罪に加担しようとしている方へ伝えたいことがあります。
自分自身や家族への脅迫が理由であっても強盗は凶悪な犯罪です。
犯罪に関わってはいけません。
勇気を持って抜け出しすぐに警察に相談をしてください。
警察は相談を受けたあなたやあなたのご家族を確実に保護します。
安心してそして勇気を持って今すぐ引き返してください。

他にも、
「高額」「即日即金」「ホワイト案件」などの言葉を使い、楽で簡単、高収入を強調する求人や、シグナルやテレグラムなど匿名性の高いアプリに誘導して個人情報を送らせる求人などもあり、これらには決して応募しないよう
と呼びかけているものもある。

あわせて警察庁は、「闇バイト」で実行役の募集が行われた具体的な事例をとして、「即日バイト」「高額バイト」といった言葉で検索したところ、
★「高額案件、タクシー業務、書類運搬、受け取り、日給5万円から」
★「深夜に人を運んでください、報酬5万円」
★「段ボールを運ぶだけ!一件5万円から」
★「最低1件5万円」
★「お金配りますよ」
★「即日払いのバイトがあります」
★「本日稼働可能」
★「預けた荷物をロッカー引き取り」
★「20万~都内某所」
★「闇バイト×」

などとうたった闇バイトの募集もあったと公表している。

また、中には
「電話受付のお仕事」
「ダイレクトメールで応募限定3名様5万円から」

というものあり、この募集は特殊詐欺の“架け子”にされる可能性があるという。このサイトも連絡はダイレクトメールのみであり、報酬も高すぎる募集内容である。

さらに『#UD』(ハッシュタグUD)というのもあり、これは
「受け子の“U”、出し子の“D”を指す隠語」
暗に闇バイトであることをハッシュタグを付けて示して募集している。

応募する側も犯罪であることを認識しながら応募している例もあるとそうだ。

|合同捜査本部の設置

警察では事件捜査において、首都圏で相次ぐ強盗事件を受け、警視庁と埼玉、千葉、神奈川の3県警では、合同捜査本部を設置し、広域強盗等事件捜査会議を開いたという。

闇バイトに応募した実行役らが交流サイト(SNS)などでつながる「匿名・流動型犯罪グループ」による1都3県で発生した事件を重点的に捜査することとした。
これもある意味異例なのかもしれないが、それだけ力の入れ方を感じる。

|おわりに

お金が欲しいのは分かるが、地道に適切に稼げるまっとうなバイトをしましょう。
高額バイトというふれこみには要注意ですね。

また仮に応募し個人情報を送信したとしても、まずは警察に相談することがです。
自分自身や家族への脅迫が理由であっても #強盗 は凶悪な #犯罪 です。
犯罪に関わらず、勇気を持って抜け出す、そのためにはすぐに警察に #相談 してください。
警察に相談して、あなたやあなたの家族を保護してもらいましょう。

資料:

犯罪実行者募集の実態(警察庁)
https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/yamibaito/yamibaitojirei.pdf

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