「新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画2024年改訂」
こういう実行計画も作成しているんですね。個人的には若干疑問もあるのですが、政府策定したものです。あまりに長いので斜め読みしました。今更ですが関心のある方は読んでみるとよいかも。
|これってなあに?
岸田内閣総理大臣の肝いりで、2021年10月に全閣僚により構成される「新しい資本主義実現本部」が内閣に設置された。
そして同本部の下、関係閣僚及び有識者により構成される「新しい資本主義実現会議」が立ち上げられた。
同会議で具体的な議論が行われることになり、2021年10月15日には新しい資本主義実現会議が設置( 新しい資本主義実現本部決定)され同月より有識者による検討が行われてきた。
2022年6月に、「新しい資本主義のグランドデ ザイン及び実行計画」(以下、「グランドデザイン及び 実行計画」という。)を閣議決定した。
同決定は、新 しい資本主義の基本的な考え方(グランドデザイン) と、その基本的な考え方に基づく具体策(実行計画) をまとめたものである。
|新しい資本主義を実現する上での考え方の概要
全文は130ページもある超大作、あまりにも長いので読むのも大変。
概要を作成しようとも思ったのだが・・むり~。
ちょうど内閣府HPに掲載の「新しい資本主義の実現に向けて」から引用させてもらうことにする。
|国民生活はどうかかわったのか・・・
総理大臣官邸で第28回新しい資本主義実現会議が開催された際、新しい資本主義2024年改訂版案の決定について議論が行われた際の岸田総理の挨拶。
「本日は、新しい資本主義実行計画の改訂案を取りまとめました。新たな官民連携、社会的課題解決と経済成長の二兎(にと)の実現を引き続き掲げ、物価高を乗り越えるために、今年、物価上昇を上回る所得を実現し、来年以降に、物価上昇を上回る賃上げを定着させるべく、政府を挙げて取組を強化してまいります。」
今回総理が辞めるというが、この間で国民の生活はどれだけ変わったのか?この実行計画がどれほど効果的なのであったのか検証して欲しいですね。
|内閣官房等公務員の苦悩
このような長文の文章を作成する作業を行ってきたわけだが、この間、内閣官房をはじめ関係の各省庁の公務員はどれだけ無駄な、そして長時間労働を強いられたのでしょうか?
残業代は一部支給されているでしょうが、予算で決まっている歳出なので、結果としてサービス残業。原案はことごとく打ちたたかれて・・・、その苦悩が推察される。
果たしてこの新しい資本主義・・・を読み解く国民は何人いるでしょうか。閣僚でさい概要程度しか読まないでしょう。
|おわりに
いろいろな視点で読んでみるとよいかも。
私は斜め読みしかしていないが、なるほど、おやおや、理解不能、無理無理・・・と思いつつ読んでみた。
間もなく政権が変わることになる。次にだれがなるかわからないが、あまり無駄ことはして欲しくないですね。
真に国民のためになる施策をお願いしたいものだ。
自分のカラーを出すことばかり考えないで・・・・
資料
新しい資本主義実現会議の開催について(官邸)https://www.kantei.go.jp/jp/101_kishida/actions/202406/07shihon.html
新しい資本主義の実現に向けてEconomic & Social Research https://www.esri.cao.go.jp/jp/esri/esr/esr_report/esr_037/esr_037_c.pdf
新しい資本主義実現会議の開催についてhttps://www.cas.go.jp/jp/seisaku/atarashii_sihonsyugi/pdf/kaigi.pdf