保安基準に適合した電動キックボード等を購入・使用しましょう!
国土交通省ではインターネット等で流通している特定小型原付(電動キックボード等)について抜き取り調査をしていますが、その結果として保安基準に適合していない電動キックボード等を公表しています。
直近の公表内容等を共有します!
|電動キックボード等の基準
電動キックボード等である特定小型原付の基準については、国土交通省が定める道路運送車両の保安基準の中に規定されています。
電動機の出力、車体の大きさ、速度など細かに規定されているので、必要な方はこちらで確認してみてください。↓
|特定小型原動機付自転車の性能等確認制度
道路交通法の一部を改正する法律(令和4年法律第32号)の施行に伴い、電動キックボード等に対応する新たな車両区分として「特定小型原動機付自転車」が定義されましたね。
これに伴い、国土交通省では、特定小型原動機付自転車の保安基準適合性等を確認する制度(「性能等確認制度」)を設けて運用しています。
|保安基準適合性の確認された製品
国土交通省では、特定小型原動機付自転車のメーカー等からの申請に基づき、当該特定小型原動機付自転車の保安基準適合性等を確認・審査を行っています。
その結果、保安基準に適合していることが確認された特定小型原動機付自転車には、
メーカー・確認機関の名称等を含む特別な表示(シール)
を目立つ位置に貼付することにしています。
2024年12月末現在、保安基準への適合が確認された84車種を国土交通省ホームページで公表されていますよ。下の行からリンクします。
保安基準適合性等が確認された特定小型原動機付自転車の型式
そして、これら保安基準に適合した車両の車体には「性能等確認済」を示すシールが貼付されています。
|市場抜取によるサーベイランス
国土交通省では、インターネット等において流通している特定原付の市場調査を実施し、
・ 性能等確認を受けずに保安基準不適合のおそれがある42車種
・ 性能等確認を受けた車種の均一性事後確認のための4車種
の計46車種を市場から抜き取り、現車確認を実施しました。
その結果、20車種で保安基準不適合が確認され、このうち15車種は市場に未対応の不適合品が残っていることが分かりました。
そこで、車種名・外観等を国土交通省ホームページで公表するとともに、当該車両の製造・販売事業者に対して、車両の改良、既に販売した車両の不適合箇所の改修等の指導をしています。
保安基準不適合が確認された特定小型原動機付自転車https://www.mlit.go.jp/jidosha/content/001713077.pdf
更に、オンラインマーケットプレイスでは不適合車両を削除済みであり、また、警察庁、消費者庁及び経済産業省に対して情報提供を行っています。
|保安基準適合品を購入・使用しましょう!
インターネット等で特定原付を購入する際は、保安基準不適合品に注意する必要があります。
商品説明欄に「公道走行不可」等の記載がなされているものがあるので、よく確認することが必要です。また中には小さな文字で記載されている場合もあるので見落とさないことが大切です。
なお、「公道走行不可」と表示されている製品は、保安基準に適合していないため公道を走行することができません。
保安基準適合性等が確認された特定原付の車種一覧、市場サーベイランスに関する詳細及び不適合品の情報提供窓口は、以下のページにて確認を!
国土交通省ホームページ:特定小型原動機付自転車について⇒
https://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_fr7_000058.html
|おわりに
特定小型原付、いわゆるキックボードについては、結構いい加減な海外製品がインターネットなどを経由して販売されていたが徐々に整序化されたような気がします。
しかしながら、記載したように紛らわしい危ない保安基準不適合品が出回っています。
それぞれ自分が使用している特定小型原付が基準適合品かどうか確認しましょう。
購入者、使用者の責任になりますので注意しましょう。