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SNS型投資・ロマンス詐欺が増加_注意を!

警察庁が令和6年8月末のSNS型投資・ロマンス詐欺の認知・検挙件数を公表しました。いずれも大幅に増加。皆さん気を付けて!


|認知状況(令和6年1月~8月累計)

いずれも増加しており、累計数は下表のとおり。

○ SNS型投資詐欺とは
SNS等を通じて対面することなく、交信を重ねるなどして関係を深めて信用させ、投資金名目やその利益の出金手数料名目などで金銭等を だまし取る詐欺(SNS型ロマンス詐欺に該当するものを除く。)

○ SNS型ロマンス詐欺とは
SNS等を通じて対面することなく、交信を重ねるなどして関係を深めて信用させ、恋愛感情や親近感を抱かせて金銭等をだまし取る詐欺

|認知件数・被害額の推移(令和5年1月~)

今年はいずれの月も、認知件数、被害額ともに増加している。

|SNS型投資詐欺の被害発生状況

SNS型投資詐欺についても、令和6年は各月大幅に増加している。

➤ 被害者の性別
〇 被害者の性別では、男性が53.5%である。
〇 年齢別では、男性は60代、50代、70代の順に、女性は50代、60代、40代の順位多い。

➤ 被害額
被害金額としては男女ともに500万円以下が最多である。

➤ その他の特徴

〇 被疑者が詐称した身分(地域)としては、日本国内が79.6%と最多。そのほかは、南アジア4.3%のl順である。

〇 被疑者が詐称した職業は、投資家35.6%、その他著名人14.9%、会社員4.6%と続いている。

〇 最初の接触ツールについては、男性はフェイスブック19.3%、LINE19.5%、インスタグラム17.6%となっている。
一方女性は、インスタグラム33.3%、フェイスブック17.2%と続いている。

〇 使用された連絡ツールは、男女合計でLINE92.55%と最多である。
〇 接触手段としては、男性はバナー等広告42.9%、ダイレクトメッセージ29.1%となっており、女性はバナー等広告54.0%、ダイレクトメッセージ22.5%となっている。

|SNS型ロマンス詐欺の被害発生状況

➤ SNS型ロマンス詐欺の被害発生状況

➤ SNS型ロマンス詐欺の発生状況
被害金額としては男女ともに500万円以下が最多である。

➤ その他の特徴

〇 被疑者が詐称した身分(地域)としては、日本国内が50.4%と最多。
そのほかは、北米6.3%、日本国外6.2%、東南アジア5.4%のl順で多くなっている。

〇 被疑者が詐称した職業は、投資家11.0%、会社員10.9%、会社役員6.4%、芸能関係3.9%と続いている。

〇 最初の接触ツールについては、男性はマッチングアプリ35.8%、フェイスブック23.5%、インスタグラム15.8%となっている。一方女性はマッチングアプリ34.9%、インスタグラム33.3%、フェイスブック17.2%と続いている。

〇 使用された連絡ツールは、男女合計でLINE93.5%と最多である。
〇 接触手段としては、ダイレクトメッセージが78.6%と最多である。

〇 金銭要求名目は、被害発生数ベースでは投資名目が70.9%、被害額ベースでは投資名目が82.8%となってる。

|おわりに

警察庁の発表をデータをもとに、若干ひも解いてみたが、SNS型投資詐欺・ロマンス詐欺ともに発生件数、被害額ともに大きく増加している状況にあります。

最近の傾向として私自身感じているのはフェイスブックでの友達申請などは日本名を名乗っているもののプロフィールを確認すると出身大学が中国やシンガポールなどの大学名になっている女性が多いこと。
この友達申請やダイレクトメールからのアクセスは、まさに本題のような被害に係る第一歩ではないかと感じています。
皆さんもぜひ気を付けてください。

参照:
最新の統計は警察庁HPに記載https://npa.go.jp/news/release/2024/20240516001.html