反射材のぼやき~
反射材は、いろいろなところで活用されていますね。
交通弱者のお守り?
歩行者や自転車などの薄暮時の交通安全に役立つ商品かな?
|反射材のなげき・・・
○反射材君
僕は、とある反射材。僕の力は本当はすごいんだけれど、みんな気が
ついてくれないんだ~。
ある時、おじいさんに「知っている?」と聞いてみたら・・・
というではないか。
「今付けていますか?」と聞くと
ええええっ!「交通安全のために付けてと言われていますよね」というと
○反射材君
僕(反射材)に対する認識ってそんなものかな・・???。
寂しいな・・・。
僕の本当の力を知って欲しいなぁ~。
|反射材用品の”力”知っていますか?
反射材君が使って欲しいと嘆いています。
ここでちょっと反射材についてちょっと説明しますね。
反射材には大別して二種類あるが、交通安全のために配布されているのは再帰反射という性質をもつ素材です。
一般的な反射は広範囲に拡散反射する性質なのですが、再帰反射はこれとは異なって、
光がどのような方向から当たっても(入射光)光源に向かってそのまま反射するように光学的に工夫された反射の方式で、下の写真のように反射面に当たった光がダイレクトで反射して戻ってくるんです。
|光が当たらないと光らない
当たり前かもしれないが、光が当たらないと光らない。
反射材を使った反射ベストや靴などに貼る反射シールなどもほとんど光りません(光って見えない)。
太陽の光も反射材に反射はするものの拡散しない性質で、光源に戻る性質なので周りの人にはほとんど反射して見えないです。
一方で、反射材用品に車のヘッドライトの光が当たるとその光は、光源である自動車に向かってそのまま反射されることになり、運転者の目には良く光って見えることになるんです。
|夜間の事故が多い
交通事故で死亡した人のうち歩行者、自転車利用者が全体の約4割
そのうち夜間に発生しているのが約6割。
薄暮時や夜間は、歩行者や自転車が見えにくいから、発見が遅れてしまうんです。
夜間、車を運転しているときに、暗闇の中で「ピカッ」と光る一筋の光にどきっとしてブレーキを踏んだり速度を落としたという経験のある方は多いのではないでしょうか。
|ドライバーから見た歩行者への視認性と車の停止距離は
薄暮時や夜間は周りも暗いので、運転者から歩行者が見える距離は衣服の色によって異なるんです。
一般的には、車のヘッドライトを下向きにしたとき、黒っぽい色で約26m、明るい色で約38mといわれています。
運転者が歩行者を発見して車が止まるまでの距離は、時速60kmで乾燥路面では約44mなので明るい服装でも交通事故に遭う危険性がある。
でも・・・反射材を身につけている場合は約57m以上先のまで視認できるので、安全性が格段に高くなるんです。
|ファッション性のある商品も
ファッション性に飛んだ製品やキャラクターの製品等があったり、ジャジイや帽子、ヤッケ等に反射材が織り込まれているものもあるんです。
また、犬などを飼っている人は、夜間、早朝の犬の散歩の際に反射材を素材とするひかるリードなどを使用している人もいますね。
車のドライバーの立場でいうと
散歩、塾の帰りが遅くなる子供さんの安全のためにも老若男女、動物にかかわらず、自分の目的や趣味にあわせて反射材を使って欲しいですね。
|反射材は、大切な命を守るお守りのようなもの。
反射材は暗い道で安全を確保してくれますよ~~~
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