2024.12.14vs渋谷

開始直後に見られる互いの戦術

渋谷の攻めの形の1つが、ピックからミスマッチを作り、ハイポスト辺りでジョシュの1on1をする、というもの。それに対するFEの対策が、ガードがしっかり体を張って少しでもタフな状態を作りつつ、最後のところはビッグマンがヘルプする、という形。

2Q

4:22 FEの狙いがヘンリーのブロックという形で奏功する。
3:25 すると渋谷は、ジョシュvsガードの高さのミスマッチではなく、ハンドラーvsバッツの速さのミスマッチを使うように。
それをみてFEが2-3ゾーンを敷くと、1:40渋谷はジョシュがハイポでガードを引きつけつつ逆サイドのコーナーまでボールを落とす、と言う準備してきたであろうゾーンアタックで攻略。

3Q

FEはバッツはドロップではなくショウで対応。8:05にはショウでベンドラメのドライブを止め、またジョシュに戻ってズレをなくす、といういい守り方ができた。
しかし、8:39にはスピードにのったクレモンズのドライブをバッツが止めきれず、インサイドに飛び込んだジョシュへパスを出されてしまった。この時重要なのが、ショートコーナーで待っていたジョーンズが逆サイドのコーナーに移動していることである。その結果佐土原がジョシュのダイブにすぐに反応できず、イージーショットを許してしまう形となった。クレモンズのサインをきっかけに動いているので、狙い通りだったのだろう。

4Q

6:34クレモンズとジョシュのPnRがきれいに決まる。このとき佐土原はヘルプサイドのウィングでトロイマーフィーにマッチアップしており、安易に飛び込めず。
5:36クレモンズとジョシュのピックプレーからミスマッチをつくられ、一度キックアウトするも再びジョシュvs内尾の形でフックを沈められる。
ここでバッツを諦めフェミがコートイン。しかし渋谷は再びショートコーナーにジョーンズを配置。ジョーンズにマッチアップするのが佐土原のためインサイドの脅威はやや下がり、渋谷のドライブがイージーになっていき、点差がついてしまった。

まとめ

FEが繰り出した守備戦術に対し、1つ1つ対応していった渋谷の攻撃。前半はとても良かっただけに、更なる首脳陣の修正と、選手たちのインテンシティという両輪が最後まで回り続けることを祈るばかりである。

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