死んだら、自然に還りたい
こんにちは。
Made in Walesのモノを集めたセレクトショップ「Cymry(カムリ)」です。(現在、開店準備中)
かなり唐突すぎますが笑、親戚が突然亡くなったり、私の実家のお墓総引っ越しが行われたりとお墓周りのことが続いたので、「お墓」について寝る前に考えたりしていました。
お墓って、入らなきゃいけないのでしょうか?
日本では死んだら骨にしてお墓に入るというのが普通ですが、私は子供の頃からいつもお墓参りにいくたびに、「死んでからこんな暗い狭い場所に永遠に閉じ込められるなんて絶対に嫌」と思ってました。しかも、私の実家のお墓は最近まで実家近くの整備されていない山の中腹にあり、草っ原の道を登ってお墓まで行かなければならず、放っておけば雑草が生え放題になるので、地域ではお墓の草刈りが当番制で定期的に行われています。そんな環境と状況がとても嫌だった私の母は、お墓の管理をしてくれていた祖母が亡くなってしまってからは、「お墓に行くのは本当に大変」とか「かといって放置して草が生え放題だと近所の人に陰口を言われるし最悪」とか、「ママの他に誰も手伝ってくれない!」とお墓のことになるとプリプリプリプリ。私も、高校卒業後から家を出てしまい、お墓には年に1度行くか行かないか。本当に罰当たりな祖先だと思います。
そして1年ほど前、渋る私の父を説き伏せ(というかほとんど有無をいわせず)私の母はお墓をお寺併設で管理をしてくれて、車でアクセスできる墓地を購入。全先祖の骨壷と共にお墓を引っ越しさせました。しかし、お墓を引っ越しした後も「お盆だから行かなきゃいけないけど暑いし、パパは掃除もしてくらないから嫌になる!」と愚痴しか言ってません。笑
そんな母を見ていたからか、祖先がこんなにお墓に来ることに対してネガティブなのに、そこまでしてお墓って必要なのかなと疑問に思ったのです。しかも、私は長男の嫁として嫁いでいるので、全く顔も知らず血もつながらないご先祖様のいる家庭のお墓に入らなければなりません。(きっと嫁に行くということはそういうことだ!と言われそうですが)
そして、お墓って永遠に増えていくものですよね。長男長女で生まれれば、元にある実家の墓に入りますが、次男次女以降はまた新しいお墓を作ることも多くあります。限りある国土にどんどんお墓が増えていく。お墓を作るために山を崩して切り拓き、墓地を作る。それは環境的にも良いとはどうしても思えません。山を切り崩せばまた土砂災害が起こる。
だから、私は「自然に還りたい」んです。
人間は、ちゃんと自然に還れる物体ですよね?陶器の骨壷に入れられて、コンクリートで作られたお墓の下の小さな監獄みたいな場所に入れられてしまったら、自然に還ることができません。だから、私は骨を粉々にして貰って、海に撒いてほしいです。運が良ければ大海原を漂い、地球を一周できるかも。それが難しいなら、庭の木の下にでも撒いてくれていいです。笑
とにかく、人間は生きていたらどうしても地球環境に負担を及ぼしてしまうので、死んだ後くらい地球に負担のならない存在でありたいな。
でもみんなが骨を海に散骨し出したら、何か違う影響が出てきてしまうのかな・・・と、2歳の子供の夜泣きと戦いながら眠れずにぼんやり考えていた夏の夜でした。ちなみに、海洋散骨は違法でも合法でもないようです。夫には、私が死んだらマナーを守って海洋散骨して欲しいと、このリンクと共にお伝えしなければ。
他の人は、「お墓」についてどんな考えを持っているか、すごく興味があります。