勝たなくてもいいさ ただ 負けるな
たしか、大学時代に読んだ漫画「リアル」でふと目にした言葉。
何かを成し遂げたと思った自分、他人に比べ秀でていると思った瞬間。
でもその充実感は、手にすくった水のように、消えてゆく。
忘れてほしくないから、人に言って回る。自慢する。
血の滲むような努力は、
そんなもののために、してきたのか。
じゃあ、次の自慢のために、また血の滲む努力をしてゆくのか。
自分を好きになるために、
そして自分は、今、ここに立っている。いま、ここに居る。
それを実感するために、
今、こうやってやるべきことと向き合って、
もがき、苦しんでいるんじゃないのか。
それで、苦しんで、苦しんで、
昨日より、少し良い1日を送れた。そういう一握りの砂を握って、
明日に向かう。
それが生きるってことなんじゃないのか。
結果、認めてくれる人がいたら、仲間にすればいい。
人を見返すためでない。
自分のやるべきことをやる。それだけだ。