旅 花巻・釜石・鵜住居・盛・陸前高田・一ノ関
3月11日に釜石、12日に陸前高田に行ってきました。
12日は高田松原津波復興祈念公園でガイドをお願いして震災遺構を周りながら、当時の「地獄」の日々について教えていただいたり、その後の復興に関わった人たちのあたたかい話をうかがったり、悲しい気持ちとよかったと思う気持ちが交差する旅になりました。
車を駐車場に停める時は「バック駐車」、電話は被災地内で掛け合っても繋がらないから、「遠くの親戚などに電話して連絡を取り合う」、「津波てんでんこ」、防災グッズに「大人用オムツ」を入れておく事など強く薦めてもらいました。
震災当日、雪が降っていたけれど、やんで見えた星空がすごくきれいだったので、きれいだなと思ったけれど、という話。
一気にかたづけられるようなただのがれきではない話。
「釜石の奇跡」の中学生が訓練を重ねて地域の人も巻き込んで多くの人が津波から逃げることができた話の一方で、「防災センター」に逃げて亡くなってしまった人の話。
この話は絶対に忘れてはいけないという思いで「うたい」の形で伝承されている話。
3月11日は根浜で「白菊」という白い打ち上げ花火をあげている話とその海岸に打ち上げられた切花。
家は残ったけれど、1階がぐちゃぐちゃになって、被災しなかった服も臭くなって着られなくなってしまった話。
辛い経験だからこそ、他の人がそうならないために伝えたい、という強い気持ちを感じました。
知らない事ばかりで、12年経っても生々しく語ってもらえたので、この日に行くのはどうかなと躊躇する部分もありましたが、家族で行ってよかったなと思いました。