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本の感想。読んだ時の気持ちを思い出すための記録。

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読書記録。
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2023年8月の記事一覧

本の感想 「技術書」の読書術 IPSIRON 増井敏克

「技術書」が読めるとかっこいいなぁということで読んでみました。 印象に残ったのは(実践できるかは別として) とにかく、1度読み切る 読み始めた日と読了日を記録しておく 再読に発見あり 読んで理解できなかった本は、「その当時(読み始めた日)」の時点では難しかったかもしれないけれど、時が過ぎた後(その間にも読書や実践を重ねていたならば)、簡単に読めるようになっていることもあるよ、と、エンジニアから出たお言葉とは思えぬ、励ましの言葉も印象に残りました。(偏見か… -_-;

本の感想 「とんこつQ&A」 今村夏子

アメトーク読書芸人2023で紹介されていたので読んでみました。 4月にテレビを見ている最中に図書館で予約して、順番が来たのが7月。予約した経緯もすっかり忘れてましたが、読んでよかった! ちょっと変な登場人物の心の中の独り言を聞いている感じで、何かの正しさにやられそうになっている時とか、焦っている時に読むと気分転換になりそうな本でした。 とんこつQ&A コミュニュケーションが苦手な今川さんがある中華料理屋で働く話。大将も小学生の坊ちゃんもすごくおおらかで今川さんがいっくら

本の感想 「そして、星の輝く夜がくる」 真山仁

東北旅行に行ったときに、星空の話を聞きました。そのことを思い出すタイトルだったので、読んでみました。 東日本の震災、阪神淡路の地震で起きたこと、大人が感じていたこと、子供が感じていたことを物語通じて教えてもらえた感じがしました。 主人公は小学校の先生。神戸で働いていたけれど、震災をきっかけに東北に異動希望を出して東北の小学校に赴任してきました。静かな子供達、「わがんね新聞」の発行で抗議する子供、盛り上がる子供、困惑する大人、見守ってくれる上司などなど1つの出来事に対しても

本の感想 「GIFTED(ギフテッド)」 藤野恵美

発達障害に関係する小説とのことで読んでみました。 T大卒の独身女性、凛子ちゃんが主人公。その姪っ子が中学受験に挑んでいくお話。主人公の妹と有名私立大医学部卒夫の間に生まれた子供(姪っ子)はちょっとずれていて、多分ギフテッド。なかなか学校も塾もうまくいかないので、凛子ちゃんが家庭教師をすることに。 T大を卒業したけれど、短大卒の妹の暮らしの方が充実しているように見えて、自分の人生に疑問を感じたり、有名私立大学卒業して子供も3人いて医者をしている義理の弟はT大卒義理姉にコンプ