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本の感想。読んだ時の気持ちを思い出すための記録。

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読書記録。
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2022年12月の記事一覧

本の感想 「続 うちの火星人」 平岡禎之

発達障がいに関するお話で、子どもの学校の図書館便りで「人権週間」に合わせて紹介されていたので、読んでみました。小学校高学年でも、子どもによっては読めると図書館便りに紹介されていました。 作者の平岡さんの家族の物語。発達障害を持つ家族たちの日常や、大変さを乗り越えるための工夫を漫画と解説で表現されています。 発達障がいでない人たちが「地球人」とすれば、発達障がい当事者の奥さんの言葉で「日本人と外国人以上に遠い存在、言うなれば火星人ね」というぐらい感覚が異なる、という事例が盛

本の感想 「カラフル」 森絵都

2015年ころのNHKで、女性作家4人がヨーロッパの食べ物が美味しいと有名な地を訪ねて、そこでの体験を通じて小説を書くというドキュメント番組がありました。角田光代さんが好きで見た番組だったのですが、森絵都さんも出ていて、いつか本読みたいと思いながら、もう何年も経ってしまいました。 子どもの中学校の図書委員会便りで「とても共感します」とか「おすすめ第一位」と書いてありました。私が何年も読もう読もうと思っていた作家の本を中学生がすでに読んでいて、さらに、おすすめ第一位のおすすめ

「やなせたかしーアンパンマンの勇気」の感想

子どもの音読に、あまり付き合ってこなかったことを反省しまして、最近、子どもが読んでいる題材の感想を書いてみたいなと思います。今回は光村図書小学5年生の伝記。 やなせさんが、食べ物について若い頃に辛い思いをした結果、アンパンマンが生まれたというのはなんとなく知っていたつもりでしたが、このお話を読んで、実は、いくつもの辛い経験が凝縮されたキャラクターだったというのを初めて知ることができました。 子どもの前では泣きませんでしたが、ちょっと目に涙が浮かんでくる感じの話でした。