本の感想 「百年法」山田宗樹
自分の体が不自由になったとき、どの程度まで自分の体に手を入れていいものなのだろうか、とか、際限なく手を入れた時に、何が起こるのか、恐怖っぽい面に興味があって小説「百年法」を読んでみました。
「老化しない医療処置(いつまでも処置を受けたときの年齢でいられる)を受けた人間は処置を受けた時点から100年目に基本的人権を失う」という法律のある世界の話。
国を治める人(老化しないからずーっと君臨できる)が暴君となってしまったら? 統治者が意識不明の状態になってしまったら、その人が治