記録している間は集中できる
中学時代の同級生にヤスキくんという、サッカー部でゴールキーパーをしていた友人がいました。
両親に加えてお婆ちゃんと一緒に暮らしていたヤスキくんはあるときお婆ちゃんから
「シーッ! いまこの番組を録画してるの。静かにしてちょうだい!」
と怒られたそうです。
カメラで撮影しているわけではないのでいくらテレビの前で騒いだところで、その雑音が入る心配はありません。
でも、お婆ちゃんにとってはその番組は大事なものだったのです。
つまり、人は何かを記録に残している間は、その記録の対象がもっとも大事なものになり、自然と意識を集中させることができます。
言い換えれば、それ以外のことは意識の外に追い出せるようになるのです。
以下の記事を読んで、そんなヤスキくんのお婆ちゃんが抱いていたであろう気持ちを思い出したのでした。
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