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ヨーロッパ的な本

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私の主観なのですが、ヨーロッパ的な本を集めました。
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2023年11月の記事一覧

予想を完全に覆す結末に衝撃を受ける「NSA」

<SF(7歩目)> 予定調和型のアメリカ・日本的でなく、ヨーロッパ的な結末に衝撃を受ける…

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極上の旅を楽しむ「パタゴニア」

<文学(3歩目)> 素晴らしい、パタゴニアの自然の中へ パタゴニア ブルース チャトウィン …

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「抗う」こと「供述によるとペレイラは…」

<文学(5歩目)> 不穏な社会で、普通の人が「抗う」とは。 供述によるとペレイラは… アン…

11

中東問題をニュートラルな立場で考える契機に「テロル」

<文学(8歩目)> 「テクノロジー(技術)」で究極に格差がついたその先には。。。懸念すべ…

7

利他の「愛(love)」を考えてみる「カブールの燕たち」

<文学(9歩目)> 戦火のアフガニスタンから、究極の「愛(love)」をお届け。 カブールの…

5

ジェンダーとSEXを考えてみる「フランキスシュタイン」

<SF(8歩目)> ハードSF(科学・技術が先端いっていて、難易度が高い)の世界から、ジ…

8

空前の悪に対して命をかけた小さな抵抗「ベルリンに一人死す」

<文学(13歩目)> 空前の悪に対して命をかけた小さな抵抗から、21世紀を生きる私たちにも学ぶことあり。 ベルリンに一人死す ハンス・ファラダ (著), 赤根 洋子 (翻訳) みすず書房 「13歩目」はナチスドイツ政権下の首都ベルリンにおける「市民による反体制運動」を描いた作品。 ハンス・ファラダさんは、1946年に書かれたこの作品が遺作とのことです。現代小説らしい「抵抗する者」と「捕食者のような鎮圧する者」とのやり取りが、アップテンポで読ませてくれる。 ほぼ80年も