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ロシア・東欧的な本

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私の主観なのですが、ロシア・東欧的な本を集めました。
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#共産主義

大切な「家族」を考える「ポトゥダニ川」

<文学(19歩目)> アンドレイ・プラトーノフさんの短篇から、「家族」を考える。 ポトゥ…

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戦争により、国境線が書き換えられるとは「西欧の東」

<文学(234歩目)> 東欧のブルガリアから、国境線が常に書き換えられる世界の意味を問う…

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この作品は長く読み継がれると思います「チェヴェングール」

<文学(150歩目)> 素晴らしい自然、素朴な人々。とてもいい作品です。 チェヴェングー…

読書ノーツ
5か月前
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SFの巨匠レムさんの文学作品「捜査・浴槽で発見された手記」

<文学(92歩目)> かつて熱く読んだ作品を、現在のウクライナの問題と紐づけて読む。相変…

読書ノーツ
9か月前
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モスクワを舞台にしたモスクワさんの物語「幸福なモスクワ」

<文学(73歩目)> モスクワを舞台にしたモスクワさんの物語。でも、とても普遍の「愛(lov…

読書ノーツ
10か月前
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酔っぱらいSF「酔どれ列車、モスクワ発ペトゥシキ行」

<SF(41歩目)> 酔っぱらって、この酔っ払い文学を読むと「SF」により社会風刺が素晴…

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良質なタイムトリップ「嘘と正典」

<SF(41歩目)> 若いみずみずしい才能により、良質なトリップを楽しむ。 嘘と正典 小川 哲 (著) 早川書房 「40歩目」はSFの「1歩目」で紹介した「ゲームの王国」を書かれた、小川哲さんの短篇集。手抜きが一切ない作品集です。 小川さんの作品は、岩波文庫の赤を読みふける時の読後感に似ています。 おそらく、半端ない読書量でポケットにネタが大量に入っているのだと感じています。 どれもすげーのですが、特に3篇を紹介します。 「魔術師」 マジシャンが、SFになるんだ。

社会の「理不尽」に耐えるには「理不尽ゲーム」

<文学(1歩目)> 私の大学時代の山岳部監督。 登山を教えていただいた、山中では常に過激な…

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ロシアからのディストピア「宇宙飛行士オモン・ラー」

<SF(5歩目)> ロシアからの「科学」と「ディストピア」たっぷりの作品で人間社会を考え…

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