そこに御社の製品があったからです!
今の仕事を選んだ理由はなんだっただろう。
頭がダブラ・ラサ(白紙)の状態では思い出すのは難しかった。
「2つあります。1つは、このサービスが好きだったからです・・・」
という一節が『転職の思考法』に出てきて、面接を受けていた前後のことを思い出した。
そうだ、家にこの会社の商品があったんだ!
◆
留学から帰ってきた私が就職活動を開始したのは、6月頃。当時は売り手市場で、いわゆる大手と呼ばれる企業はある程度内定を出し切った後だった。
日を追うに連れ、知っているような企業の求人はどんどんなくなっていき、私は就活エージェントに登録した。
就活エージェントから紹介される求人もよく知らない企業ばかり。
でも、とにかく「夏までに内定取らなくっちゃ!」と思った私は、紹介される企業の面接を受けていった。就活の雰囲気に馴れずに飛び込んでいるせいかどこの企業の面接を受けてもハマっている感じがしない。
そんな中、地味だけど、なんかこの企業に入るかもしれない。。。と思った企業があった。しかし、説明会と聞いてた企業訪問でいきなり1次面接があり、「あ・・・、やばい。」と思った。説明会で聞いたばかりの内容だけでひたすら喋って、汗ばんだ
が、結果通過していた。
そこで、
私はこの企業を全く知らなかったが、もしやと思い、
家に帰って、引き出しを探すと、この企業の製品があった!!
ばっちりマークが打ってある!
薄いかもしれない。
けど、確かに「自分の生活に関係している」「役に立つ」製品を生み出しているんだ。ということに心躍るものを感じたし、「縁」を感じた。
その後、面接はトントン進んだ。
3次面接の時に言われた。
「総合職採用ですが、そこは問題ありませんか?」
他の企業は、この時期だと文系は営業職しか募集が無かったが、この企業は総合職採用だった。つまり、「様々な部門の研修を経てのち、本人の適性をみて配属が決まる」というタイプの募集だったのだ。
私は、職種の可能性に幅がある、ということに一種の希望を感じた。だから、答えはもちろんイエスだった。
ある意味ただモラトリアムを延長しただけかもしれないが、私にとっては歓迎すべき待遇だった。また同時に、会社の全体をじっくり学んだ上で特定の部署に配属されることは、より広い視野で会社を見通し、効率化を考えていく上で重要だと考えたこともあり、総合職採用は大きな決め手の一つとなった。
最後に、社長の最終面接があった。社長の人柄も決め手だったと思う。私は会社のトップだから、自信たっぷりのおじさんが怖い質問をしてくるかと思ったが、逆だった。
「新卒で入る会社は重要だから、もしうちの会社を選んで入るのであればそれは光栄です。」
と、とても謙虚な形で語ってくださった。
「(うちの会社はすごいんだから)もちろん入るよね!!」みたいなのが社長かなと想像していたので、社長のこころの滲み出る言葉に感銘を受けた。
◆
この仕事を選んだ訳。
まとめると、次の3つだ。
①自分の生活に関係し、世の中に役立つ製品を流通させていること
②総合職採用であり、より広い視野で会社を見通した上で特定の部門に配属されること
→結果として、配属された購買職では、他部門を研修した経験が多くの点で活きている。また、業務の改善・効率化をはかる上で「会社全体としてどうか?」という視点で考える助けになっている。
③社長の一言(人柄)
→入ってみても思ったけれど、この会社はとても良い人が多い。