ビニールロールドヒーロー/raingray
雨ばかり降らせる やっかい者の僕ら
だけど少しくらい格好つけさせてね
強くないけど傘を差してあげよう
いちばん傍には居られない
だから今のうちに笑っておいてよ
lonely?unhappy?
雨宿りをしよう
この指止まれ
雨ばかり降らせるやっかい者の僕ら
だけど少しくらい君に好かれたいし
強くないけど傘を差してあげよう
いちばん傍には居られない
だから今のうちに笑顔みせてよ
lonely?unhappy?
雨宿りをしよう
おいで
ずっと傍には居られない
だから今のうちに笑ってみせてよ
lonely?unhappy?
雨宿りをしよう
この指止まれ
2013年、高校2年生の頃にわたしが作詞作曲した、当時組んでいたバンドのオリジナル曲。
「ビニールロールドヒーロー」とは、ビニール傘のことです。
ありふれていて、脆くて、けれど少しのあいだ雨をしのいでくれるもの。
当時のわたしは、遠距離恋愛のことを考えていました。
お付き合いしていた先輩が遠くの大学を志望していることを知った日、離れてしまうのだと覚悟を決めたときから、この曲の構想が生まれました。
限られた時間しか会えなくなる。それなら、そのときは笑っていたいと思いました。笑い合って、幸せを充電して、またそれぞれの生活に戻っていく。そんな遠距離恋愛ができたら、と。
一時しのぎ。だけど絶対に、必要。そんなイメージをビニール傘と音楽に重ねて、書きました。
比喩をつかったとはいえ、あまりにパーソナルな歌詞になってしまったので、実際に演奏するときにはもう一人のボーカルに歌ってもらっていました。
現在、お聴かせできる音源が手元に残っていないので、いつかセルフカバーできたらと思っています。最後の転調が我ながら素敵な、良い曲なのです。