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【平安時代】〜手作りの鳥獣人物戯画編〜
今回は平安時代に描かれた鳥獣人物戯画の制作について書いていきます。
ではまず、平安時代とはどのような時代だったのでしょうか?
・平安時代について
延暦13年、桓武天皇が平安京に都を移してから、鎌倉に幕府が開かれるまでの約400年間を指します。
摂関政治による、藤原氏の全盛期もこの時代です。
遣唐使を中止し、日本独自の国風文化が生まれていきます。
日本語の音を表す仮名文字、紫式部の『源氏物語』、清少納言の『枕草子』など、女流文学も花開きます。
・鳥獣人物戯画について
鳥獣人物戯画(ちょうじゅうじんぶつぎが)は、京都市右京区の高山寺に伝わる紙本墨画の絵巻物。国宝。鳥獣戯画とも呼ばれる。現在の構成は、甲・乙・丙・丁と呼ばれる全4巻からなる。内容は当時の世相を反映して動物や人物を戯画的に描いたもので、嗚呼絵(おこえ)に始まる戯画の集大成といえる。元来、表面裏面に書かれていたものが裏打ちで剥ぎ取られ現在に伝わる状態になっていることが近年の修復で判明している。
一部の場面には現在の漫画に用いられている効果に類似した手法が見られることもあって、「日本最古の漫画」とも称される。
(Wikipediaより引用)
・制作について
今回の作品は千鶴さんが担当しました。
普段私たちが仲間内でやっている「国史勉強会」でも、ノートをまとめる時に歴史上の人物の挿絵を描くのが上手な千鶴さん。
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今回の川原堂展の作品たちは、絵画系は千鶴さん、造形系はボク(けんご)というふうに役割を分担しています。
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とてもいい感じです。写真だと大きさがわからないので、本物かと見間違うほど。
使用した素材は半紙で、古い紙の風合いを出すために一度珈琲に浸して、
軽く着色しています。
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もちろん外箱も自作。巻物状の作品がすっぽりと収まるサイズの専用箱を作っていました。
展示している時は、巻物を広げている姿しか見れないと思うのですが、こうして収納したところまでこだわって再現している様子を知ってもらえたら嬉しいです。