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コロナ禍を契機とした障害のある人との新しい仕事づくり(4月に読んだ本)
4月は 一般社団法人たんぽぽの家さんから発売されている
「コロナ禍を契機とした障害のある人との新しい仕事づくり」
という本を読みました。
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僕の書くnoteのメインテーマにもしている〈マイノリティなパートナーとの過ごし方〉とも根底では通じる障害というテーマ。
特に身近に障害を持つ人がいる訳じゃないんだけど、なんか昔からとても他人事のようには思えなくて、でも別に何かアクションを起こすわけでもない。
そうした僕と障害とのこれまでがあって、奥さんとの出会いや、過ごしてきた社会で感じること、もはや障害について考える事はいつのまにか僕の中で人生のテーマになっていました。
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この本と出会ったキッカケは私たち夫婦がやっているアクセサリーブランド「chicchi works」のショップカードの制作をお願いしている地元長崎、佐世保のフォーオールプロダクトさんが本の中で紹介されていたからでした。
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こちらは私たちが長崎に居るころからお世話になっている会社で、主に就労支援の事業所をされているのですが、作ってるものがオシャレだったり取り組みが面白かったり。ざっくり言うとかなりいい感じのイケてる福祉なんです。(ウェブサイトとか是非覗いてみてほしいです)
長崎に住んでる時は「こんな面白い事業所や就労支援の取り組みが全国には様々にあるんだろうなぁ」と思っていましたが、長崎、九州って意外にも、こうした福祉の新しい取り組みではかなり先を行ってるみたいで。
フォーオールプロダクトの在り方もかなり進んでるって事がわかりました。
この本にも書いてあったけど、「バーチャル福祉施設」の計画まであるようで。私が関わっている令和市とも通じるところがあってますます目が離せません。
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本の全体の内容としてはコロナ禍になってからの全国の事業所の取り組みや事例を紹介しつつ、間に3〜4個のコラムが挟まっている構成で、大変読みやすかったです。
コロナによって激変を求められたこの数年。福祉施設のみならず、既存の仕組みに大きな変革が求められています。
チャンスと捉えて挑戦しつづけた会社(福祉施設等)と、一過性のものとして耐え、変化しなかった会社と、、、。
その差はどんどん開いているように感じます。
なかなか今の認識では、ビジネスとの結び付けが難しいと感じてしまう福祉の世界ですが、そんな会社(福祉施設)の在り方も、知らないところでどんどん変わってきています。
これからの世界に必要な「いかしあう」在り方。
そんなヒントが詰まった一冊でした。