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【企画参加】2024年「私の一冊」②


八田零さんの企画の2冊目です。
#今年の一冊


アルケミスト-夢を旅した少年-
(パウロ•コエーリョ)


スペインの羊飼いの少年が、宝物を探しにスペイン、モロッコ、エジプトへ旅をする物語。
(著者はブラジル人)

世界で5番目に読まれている本だそうです。
(1位は聖書)

旅の物語ではありますが、人生の道しるべにもなり得るなかなか深い作品でした!

少年は宝物探しに行くために、大事な羊の一部を手放し、行く先々で人に騙されたり、お金を失うなど逆境と挫折の連続です。

この少年は、私のこの20年と重なっていると感じ、2回読んでしまいました。

30才から仕事を頑張り始め、33才で念願の外資系企業の派遣から社員になりましたが、44才で退職。その後転職に失敗の連続、短期離職が続き50代の現在無職な私。

あせるのはやめて、のんびりとタンジェの狭い道を歩いてみることにした。そうすることによってのみ、前兆を読むことができるのだ。彼はそれには多くの忍耐が必要だということを知っていた。しかし羊飼いは、忍耐がどういうものか知っていた。 この見知らぬ土地で、またしても、自分が羊から学んだ教訓を役立てていることに、少年は気がついた。 「すべては1つ」と老人は言っていた。

アルケミスト-夢を旅した少年-

会社を離れてから最初はかなり焦りました。
この状況でメンタルが落ちないために忍耐が必要でした。ただ、のんびりする時間が取れたことで、今までのキャリアやアドバイスをいただいた内容を振り返ることができ、全てが繋がっている実感が持てました。

「飲んで楽しんだらいい」と、錬金術師は少年が前よりも幸せになっているのに気がついて言った。今夜はよく休みなさい。戦士が戦いにそなえるように。お前の心があるところにお前の宝が見つかるというところを覚えておくがよい。 そこにたどり着くまでに学んだすべてのことが意味を持つために、お前は宝物を見つけなければならないのだ。

アルケミスト-夢を旅した少年-

時間はあるのに初めは仕事を離れたショックで暫く心を失っていましたが、時間の経過やサードプレイスの皆さんのおかげで、進めることができています。

前職ではショックなことの連続でしたが、実は短期間でかなり貴重な経験が積めており、その結果未経験業界からも面接に呼ばれました。

「宝物」(まずは転職)にはまだ辿り着いていませんが、だんだんワクワクする求人に出会えています。

実はこの本は数年前に購入して1ページも読んででいませんでした。今が読むタイミングだったのですね!

八田さん、素敵な機会をいただきありがとうございました!今後ともよろしくお願いいたします。

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