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知らないだけなんだ 君は凛として咲いている 。

何でなんだろう
あふれる涙に、理由なんていらないのに 。

何でなんだろう
『何者にもなれなかった』なんてさ、
君の価値を決めるものは そこにはないのにね 。

いつも何かを諦めては、
怖気付いて、尻込みして、笑っている。
何もないようなふりをして、傷ついて、
落ち込んでいる だけれど 。

それでもいま、君はここにいる かよわく立って、咲いている 。
それでもいま、ここにいる 信じられないだろうけれど
凛として咲いているんだよ 。

哀しすぎると笑っちゃうんだ。
淋しすぎると笑っちゃうんだ。
そんなに、我慢しなくてもいい。
おもいっきり声に出して 鳴いたっていいんだよ。

朝が来ると、またひとつ、またひとつ、繰り返していく。
巡り巡る毎日が、すっと夜だったらいいのにと
そんなことを想ってしまうんだ 。僕は君とずっと一緒にいたいから 。

膝を折って、うずくまって、背中を震わせて小さく揺れて、
『触れないで』と語る背中は、
独りで立ちあがろうとしてもがいている 。

いらだっては、焦ってしまって、苦しくなる 。
『不器用だ』なんて責めないで 。

朝が来ると、またひとつ、またひとつ、繰り返していく 
巡り巡る毎日が、すっと夜だったらいいのにと
そんなことを想ってしまうんだ 。僕は君とずっと一緒にいたいから 。

哀しすぎると笑っちゃうんだ。
淋しすぎると笑っちゃうんだ。
そんなに、我慢しなくてもいい。
おもいっきり声に出して 鳴いたっていいんだよ。

それでもいま、君はここにいる かよわく立って、咲いている 。
それでもいま、ここにいる 信じられないだろうけれど、
君は 凛として咲いている 。

君の存在はこんなにも愛おしくて
どんなに大切な人なのかを 

君はまだ、知らないだけなんだ 。









最後までお読みいただきありがとうございました。

先日、大きな行事が終わり、ホッとした途端に
自分の感情の関が切れたように、涙がとまらなくなってしまいました
独りの時でも、人前だろうとお構いなしに 。

涙は、プライオベートの空間でも公共の場でも
道端でも、バスの中でも、電車の中でも、溢れてくるのです 。

この詩は、自分宛に書いたのかもしれません
入院中の家族に送っている文章なのかもしれません。
noteで出逢える優しい誰かさんに届けたいのかもしれません。


タイトルのイラストは
花うさぎ 様 のイラストを使わせていただきました。
花うさぎ 様 ありがとうございました。











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