『無頼者』 短歌 #毎週ショートショートnote 裏お題 無頼ママチャリ
無頼まま チャリンと響く ひぐらしの
我より貧し 志の君
作品解説
一定の職にも付かず、今日を生きる頼みも無いわたしだが、
過ぎゆく夏の初秋の頃、志を持つ若者の、夢を叫びて歌う姿をかいま見て。
我の心の貧しさをふり返り、せめてこの若者の、明日を生きる糧にでもなれたらと、今ある手持ちを投げ入れる。
チャリンと響く音に、『人間らしいことをしたなぁ』と想いにふける様を詠みました。
初の短歌。
短歌と呼んでは失礼千万なのではと恐縮しております。
季語は 蜩(ひぐらし)セミです。秋の季語です。
蜩(ひぐらし)は、カナカナと澄んだ鈴を振るような声で明け方や
日暮に鳴くセミのことをいいます。
哀れさが鳴き声にはあります。
『無頼まま(ママ) チャリん』と響くで
裏お題の『無頼ママチャリ』とさせていただきました。
ひねり過ぎで、ごめんなさい。
無頼ままを『無頼のままで』と掛けてます。
『無頼のまま』とかけている『無頼』とは、
・頼みにするところのないこと。 また、そのさま。
・一定の職業を持たず、無法なことをすること。 また、そのさまやその人。
だそうです。
そこから(作品解説)
一定の職にも付かず、今日を生きる頼みも無いわたしだが
過ぎゆく夏の初秋の頃、志を持つ若者の夢を叫びて歌う姿をかいま見て。
我の心の貧しさをふり返り、せめてこの若者の、明日を生きる糧にでもなれたらと、今ある手持ちを投げ入れる。
チャリンと響く音に、『人間らしいことをしたなぁ』と想いにふける様を詠みました。
作品より、解説が長くて、すみません…。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今回もたらはかに 様 の企画に参加させていただきました。
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