絵本『ネコヅメのよる』の紹介
こんにちは、保育士をしておりますパンケーキことみちると申します。
今日は、町田尚子さん 作 『ネコヅメのよる』の絵本の紹介です。
ネコヅメのよる
作 町田尚子
普通の猫好きのわたしですが、町田尚子さんの描く愛猫の表紙に、中身を読む前からすでに絵本に心が釘付けです。
描かれる夜の雰囲気も落ち着いていて大人の絵本と思いつつ、保育園で子ども達に読み聞かせをすると、子ども達も主人公の猫をはじめ登場する猫達全部に夢中なのです。
猫の仕草、ところどころに出てくる猫のアップ、そして子ども目線のローアングルから見上げる猫の表情もたまりません。
表紙のねこの表情、不敵な面がまえで視線をこちらに向ける猫顔。
インパクトある表紙に心奪われる『ネコヅメのよる』
ページをめくると、猫が何かを察する様に、当たりを伺い、何かソワソワと家の中を歩いてる。そしてネコ達の楽しみにしているあれが「そろそろかもしれない」。何かあるらしい、それが今夜かもしれない。
何かを確信して、ある晩そっと家を抜け出す家猫。そして近所の猫の通りは続々と街中の猫たちが集まり、猫背を揺らして歩いていく。
期待し向かう道の途中、猫と猫とが交わす会話
「ついにこのひが きましたね」
「いよいよですね」
猫の描写が素晴らしく、まるで猫達がその場にいるような、もしくは、わたしが猫達の中にいる様な感覚。
そして、大勢の猫が一斉に立ち上がるクライマックスのシーンも圧巻です。
全ての猫好きの皆様に手に取ってもらいたい一冊。
子ども達もわたしも食い入る様に見入ってしまった一冊です。
最後までお読みいただきありがとう。
タイトルのイラストは
ももろ 様 のイラストを使わせていただきました。
ももろ 様 ありがとうございました。
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