47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜11 「年齢のギャップ」
先日配信したツイキャスプレミア配信の中で
「大学生活で、一番年齢のギャップを感じたものはなんですか」
という質問をいただきました。
そこで僕は必死に考え…
うーん、うーん…
こんなことを言うのは気が引けるけど…
調子乗ってる思うかもしれんけど…
でも嘘つくのも不誠実だし…
「本当に思ったことを言っていいのなら、正直全くないです!」
と答えました。(面の皮が厚い!)
でも、想像してごらん(ジョンレノン風)
僕の視点からは、当たり前だけど自分の姿は見えていないわけです。
つまり僕の目には、非常にノーマルな、健全な大学の風景しか映っていないわけですね。
そして若者である学生の皆さんと同じ授業を受け、同じお題目に関してディスカッションなどを行うので、自ずと同族的な意識が(少なくとも僕の側からは!)生まれてきます。
ですから、僕がサードパーソン視点のゲームのように自分を外から見る事ができれば、きっと
「あ、うん! やっぱちがうね!」
とわかると思うのですが、やはり僕の視界には僕が入っていないので、その違いを本当に忘れてしまうんですよね…。
普段から色んな年齢層の方々と楽しくお仕事させてもらってるということも一因かも知れません。(我がバンドSPEED OF LIGHTSのキーボードSHOKOちゃんは僕より12才も若い!)
そんな風な感覚が染み付き始めた頃、不意に
前田さん若く見えますよね!
と、やさしく声をかけてもらったのですが
その時急に「あそうですた!俺47才だっただ!」と思い出して、アワアワしてしまいました笑。
普段なら自嘲的ユーモアで返答できるところなのですが、自分を客観視するというのも本当にむずかしいものですね。
と、ここで終わるはずだったんですが、一個思い出しました。
授業中、先生が生徒を見回しながら
「皆さんはまだ若いから大丈夫だと思いますけどね!…あっ」
と話の途中で僕と目が合い、ちょっと詰まってしまって軽い笑いが起こりました。
なんだかふわっと場は和んだので、まあギャップの効用というものもありますね。(←ポジティブ)