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【ライブレポ】転校少女* 「早めの七夕公演2021」


7月3日(土)に秋葉原のAKIBAカルチャーズ劇場にて開催の、5人組アイドルグループ・転校少女*のライブに行ってきました。

転校新体制紹介

開催日が七夕の日の数日前ということで、公演タイトルが「早めの」七夕公演となっているだけでなく、メンバーは浴衣衣装でした。

塩川莉世さんは大正浪漫」なデザイン、佐々木美紅さんはあえて「いつもはあまりチョイスしない」ようなデザインと、浴衣のデザインには各メンバーの趣向が反映されていました。

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セットリストも七夕を意識してチョイスされていました。
確かにしんみりとした気分になるこれらの曲は、天の川を見上げた夜空とよく合いそうです。

序盤には曲の雰囲気に合わせてステージ上の照明は抑えられ、夜を再現するかのように暗くなるシーンも何度かありました。
暗いステージにはメンバーのシルエットだけが浮かんできましたが、ここでの成島有咲さんの表情、そして振りとともに伸ばした指先は非常に綺麗で、見とれてしまいました。
一転、後半の盛り上がり曲となると成島さんはいっぱいの笑顔で楽しんでおり、そこの多彩さも魅力です。

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先の3曲に引き続き、しっとりめな曲です。
転校少女*の曲にはキーが高い曲が多く、逆に低音パートが目立つ曲となると数が少ないような気がするのですが、「She’s Rain」はその中では珍しく、出だしから低めの音が目立ちます。

歌いだし、塩川さんパートの低音はほれぼれするほどしみわたってきました。
塩川さんの歌声は高音域が広く、それがキーの高いグループの曲に合っているのですが、低音も非常に良いです。
以前、塩川さんのソロ名義「SHUGAR」でのワンマンライブにて他アーティストの曲のカバーを聴いた時には、グループではあまりお目にかかれない撫ぜるような低音に聞き惚れてしまいましたが、この日の「She’s Rain」ではその一端を感じることが出来ました。

塩川さんは7/31に21歳の誕生日を迎えますが、その当日に「SHUGARワンマンライブ」を控えています。
続きの歌声はその時までの楽しみに取っておきます。

「She’s Rain」ではまた、今年1月加入のメンバー3人(佐々木美紅さん、成島有咲さん、佐藤かれんさん)のボーカルから個性を感じました。
佐々木さんは鼻にかかった切ない歌い方、成島さんは意志のこもった歌声、佐藤さんはささやきかけるような姿勢とそれぞれ歌声や届け方が違っており、この半年で確立されていったものを見ました。

佐々木さんに関しては歌い方に多少のアレンジも加えており、この曲のソロパート「どんな日も好きだったのに」では、一息で歌えそうなところを「好き、だったのに」とフレーズで区切っていたのが良かったです。

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浴衣を着たメンバーは見るからに動きづらそうで、特に佐々木さんや成島さんはステージに現れた時から歩き方が窮屈な感じでした。

普通に歩くだけでもステップが狭くてしんどそうなのに、ステージで大きなフォーメーションチェンジをするとなるとなおさらでしょう。
そのため、普段のステージより若干ゆっくりとした動きになっているように見えましたが、だからこそ曲の表情を反映した振り付けがいつも以上に印象付いて見えます。
序盤のしっとりめな曲でも、このブロックのテンション高めな曲でも、メンバーの動きにはなにか惹きつけられるところがありました。

またこのブロック、「PAINT GIRL」のBメロで松井さやかさんと塩川さんが中央に立ってデュエットし、その奥に成島さん、ステージの端に佐々木さんと佐藤さんが立ってダンスで盛り立てるという構図がありました。
この時のステージの全体図が、見栄えとして非常に良かったです。

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先に書いたように、転校少女*には昨2021年11月にメンバー3人(佐々木さん、成島さん、佐藤さん)が加入し、今年1月に新体制となったのですが、新体制発足当初はフルメンバーでできる曲が限られていました。
今となっては持ち曲ほぼ全曲を披露できるようになっているのですが、加入当時に頻繁にかかっていた曲のひとつが「WONDER WAVE!」でした。
新体制のライブでは毎回といっていいほどセットリストに組み込まれており、まだ数カ月前のことながら、そのことを思い返すと懐かしさを覚えます。

この日、加入から半年近く経ち、グループに溶け込みそれぞれの存在感を出しているメンバーが披露する「WONDER WAVE!」には貫禄すらありました。

この「WONDER WAVE!」、サビの振り付けも簡単で盛り上がりやすいですし、タイトルに「WAVE」が入っているように夏本番に向かっていくこの時期にはピッタリの曲です。
先日の夏フェス「超NATSUZOME2021」でも披露されましたが、これからもフェスや対バンで聴く機会は多いでしょう。

ツイッターを見た感じだと「NATSUZOME」会場は大雨によって京都大作戦を彷彿とさせる田植え状態になっていたようですが、出来ことなら晴れの状態でこの曲は聴きたいものです。

見出し画像:転校少女* 公式ツイッターアカウント(@tenkoushoujo)画像を改変




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