【ライブレポ】6/20 東京アイドル劇場 mini Fragrant Drive公演
6月20日(日)に開催の、5人組アイドルグループ・Fragrant Driveが出演した表題のライブに行ってきました。
Fragrant Driveが頻繁に出演している東京アイドル劇場、最近はほとんどお茶の水のYMCAホールにて開催されているのですが、この日はグループにとって初めての会場、高田馬場BSホールでした。
この高田馬場BSホール、名前こそホールですが、すり鉢状のいわゆるホールという形状ではなく、フロアがフラットでどちらかというとイベントスペースといったところで、ステージとの距離も近かったです。
下から眺めるステージ上のメンバーの姿には立体感がありました。
また、視覚だけでなく音響も特徴的でした。
YMCAホールの音響もかなり良いのですが、このBSホールもそれに勝るとも劣らぬ音の良さで、ガンガン響いてくる音を受けているときはライブハウスの中に居るかのように感じました。
ここからはメンバーの各論に入ります。
まず辻梨央さん。
会場の特性を活かしたロングトーンが非常に強く聴こえました。
辻さん自身心ゆくまで音の伸びを楽しんでいたように見られ、とくに歌い終わり、歌詞の「ウ」「オ」の段の発声は耳にぶつかってきました。
前回ライブでは思いつめたような真剣な表情を見せていたのですが、この日は一転、しっとりめの曲でも端々に笑みを浮かべており、底知れぬ余裕を感じます。
片桐みほさん
片桐みほさんも辻さんと並んでロングトーンは強かったですし、片桐さんについてはいわゆる「レス」を意識していた気がします。何かの曲で、最前列で並んで座っていたファンの方3人に対し、フレーズごとに分けてそれぞれに視線を送っていたシーンが印象深いです。
伊原佳奈美さん
伊原佳奈美さんは、「恋花」などでのハイトーンの響きから調子がいいことをうかがい知ります。
あまりライブレポにおいてビジュアルを取り上げるのはどうなのかなと思うのですが、背を向けたときにこちらを向く長い髪の毛がとても綺麗でした。
板橋加奈さん。
個人的な板橋さんの印象としては、ファンのどなたかかが撮られたライブ中の写真がずっと頭に残っています。
その写真、探してもなかなか見つからなかったのですが、色気があふれる感じで、見とれてしまうところがあります。
この日も「恋花」の振り付けなどで見せる腕のしなやかさにそれが現れていました。
普段はリーダーとしてMCをまとめながらもメンバーに突っ込まれることの多い板橋さんなのですが、ライブ中ひとたび世界に入り込んだ時には、そんなキャラクターを忘れてしまうほど圧倒されます。
そして三田のえさん。
「胸の奥のVermillion」でのソロパートの歌い終わり、音をフェードアウトしていく感じが良かったです。
ソロであるものの、前へ前へというよりはサビにかけての盛り上がりへのブリッジとしてバトンを丁寧に繋いでいた印象です。
再びビジュアルの話になりますが、この日はステージ上下のすごく近いところから照明が当たっており、強めの照明に照らされた三田さんの顔には陰影がついて映えていました。
ところでこの日、「胸の奥のVermillion」が2回も披露されました。2曲目とラスト6曲目だったのですが、ラストで流れるイントロを聴いた瞬間はまさか2回もかかるとは思わず、自分がこの曲を好きすぎるがゆえに全く別の曲を聴き間違えてしまったのかと思ったのですが、どうやらそんなことはなかったようです。
ステージの奥行きがさほど無かったこともあるのですが、ステージ後方に取り付けられた「東京アイドル劇場」の赤い垂れ幕がメンバーの動きととに何度もはためいており、曲の勢いを象徴しているように見えました。
ところで、Fragrant Driveは、6月27日(日)に池袋AKビルにて単独ライブを開催します。2週に1回ペースで出演の東京アイドル劇場は30分ですが、このライブは長尺の60分公演です。
普段あまり披露しない曲も披露するそうですし、メンバーの気合いも相当入っていることが伺えます。
個人的には初めて観るFragrant Driveのワンマンライブなのですが、どういうライブになるのか非常に楽しみです。
見出し画像参照:Fragrant Drive 公式ツイッターアカウント(@FD_LTG)画像を改変