締めの豚骨ラーメン
締めのラーメン。
若かりし頃にしか味わえない歓びだと思う。
夏から秋にうつる一番気持ち良い夜の時間帯。
居酒屋を出てタバコを一服した帰り道。
「帰り道ラーメン食べよう」と誘われる。
自分の意思では行かないが誘われることによって20代の懐かしさや気持ちがフラッシュバックする。
ただ、最近の傾向で食べている瞬間までは良いが食べて店を出た後、家に到着した瞬間、朝起きた瞬間と、その日のポテンシャルによるが胃腸が9割5部くらいの確率で負ける。
返事に時間がかかったが2度目の誘い「瓶ビールもあるし、行こうよ」
酔いと心地よい気候、懐かしさ、終わりたくない気持ちが折り混ざり、「まぁビールくらいならば飲むか」と首を縦に降る。
今朝、トイレからこの文章を送っております。