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私の中の西洋コンプレックスー2009年4月ヨーロッパひとり旅 番外編 パリのマクドナルド

*この記録は、2009年4月から1か月弱のヨーロッパ1人旅から帰った後、作成した小冊誌の内容を、旧ブログで公開し、その記事を再構成してnoteに移動した、ものである。

当然ながら現在とは、ユーロ円の相場も、物価もかなり違う。日本でのアイフォン発売が、2008年にはじまったばかりで、スマホもなかった。ガラケーも電源を切ったまま旅行中は使わなかった。現在の海外旅行事情とは、状況が異なることを、お知らせしておきたい。



パリ、「ディナータイム」
夜の8時、バスティーユ広場のマクドナルド。年の頃30代前半、ジャケットにジーンズ姿の金髪白人男性が、ビッグマック、フライドポテト、ドリンク、サンデーが載ったトレイを、高校生達を押しのけるようにして、たった一つ空いていたわたしの前の席にガチャリと置く。

はっとしてわたしはパソコン画面から視線を移す。 一瞬視線が合う。次の瞬間、彼は、勢いよくハンバーガーにかぶりつく。背中を丸め、フライドポテト、ドリンクと順番に口に運ぶ。

「ズズーッ、クチャクチャ」と食べ物を飲み込む音が響く。無表情の顔が、妙にその場の若者たちの無秩序な笑いとおしゃべりにマッチする。

他にもパソコン画面を見つめ続けながら「ディナー」を取る人々が若者に囲
まれてちらほら見える。皆一様に無表情。東京と同じ光景だ(2009/04/24)。

パリ食べたものメモは、こちら!


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