まつりのあとで

話題はたくさん思い浮かぶんだけれど
頭がぼんやりとしていて
なんだかまとまらない。

まつりのあとの、余韻に浸っているようだ。

今日は祖父の葬儀だった。
89歳の天寿を全うした。

寂しさも、悲しさも、あまり湧いてこない。
最期にできることはしてあげられて、
悔いを残さず、別れられたこともあると思う。

冠婚葬祭、全ては”まつり”だ
「”真(ま=真理・真実)”を”釣り”あげる」
人の節目を皆で分かち合う。

祖父にゆかりのある人が
ひと所に集まり、同じ時を過ごし、思いを重ねる。

祖父・祖母の兄弟姉妹、甥・姪、
子(2人)・孫(5人)・ひ孫(6人)・・・

冠婚葬祭があるから、久しぶりに見る顔。
家族葬となっても、そんな役割は変わらない。

昨晩の祖父母の家は、遠方から駆けつけた
孫家族が泊まり、夜は歳の近い6人のひ孫たちがはしゃぎ回っていた。
祖母は、子どもたちの成長を感じながら、目を細めて喜んでいた。
正月も、皆が書けることなく揃うことはない。
特別なひと時を作ってくれたのも、おじいちゃんのおかげだ。

葬儀を終えて、自宅に帰る。
「ぷりぷり」「ブリブリ」「おしり」というだけでひたすら笑い転げ、
目を離すと机から絨毯まで水浸しにし、
椅子から飛び降りるのを延々と見させられ、
霧吹きを家中にふりかけ
まだ寝ない!!!!
2歳児と3歳児が、
日常を思い出させてくれる。

御祖様として、これからもそばで
守ってくださいね。

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