何を癒すのか〜出雲への道のり-1

出雲への旅の話の前に
これまでのことを書いておく。

2人目が生まれた数ヶ月後(2022年9月頃〜)
腰の痛みと疲労感が出るようになっていた。
身体がつらく、なかなか外に出られない日が続き
メンタルも落ち込んでいく。

引っ越してきて2年。
気づけば

友達も近くにいない。
人に会うと疲れる。
近くに出かけられる場所も作れていない。
遠くに出かける気力もない。

0歳児のお世話も正直しんどい。
腰が痛いから、子どもを抱っこしたくない。
「腰が痛くて抱っこできない」と
何度子どもたちに言ったことか。
子どもたちに申し訳なさも常にどこか感じていた。

家にいても同じことの繰り返し。
世の中に置いて行かれたまま
埋もれて人生が終わりそうな感覚。
そんな状態が続いていた。

冬に差し掛かるある日、
「1人で1ヶ月沖縄に行きたい」と夫に言ってみた。
冬の寒さと閉塞感で、毎年気持ちが落ち込んでいたからだ。
夫は、
「お金はどうする?
乳飲み子を置いて出て罪悪感はないのか?」
そんなことを言った。

自分でも、「母親失格じゃないか」という思いは当然あった。
どこかで、怒りを覚えた。
結局、沖縄は諦めた。

その冬は大雪予報が出た2月に
下の子を連れて、瀬戸内の友人宅に1週間滞在。
その後、四国を家族で1週間ほど巡ることになった。

不思議と、外に出ている時は
力が湧く。元気が出る。身体も動く。

背中の痛みも、腰の痛みもない。
朝も起きられる(なんなら早起きできる)

また帰ると、元の動けない自分に戻る。

そんな繰り返しだった。


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