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RASを理解してカンタンに願望実現する方法。
「引き寄せの法則」って聞いたことがありますか? 「願えば叶う」「ポジティブなことを考えていると良いことが起こる」といった話を聞くと、なんとなくうさんくさい、スピリチュアル的なものに思えるかもしれません。
でも、こんな経験はありませんか?
✅ 欲しいと思った車を街中でやたらと見かけるようになった
✅ 友達の結婚話を聞いた途端、周りで結婚報告が増えたように感じる
✅ あるブランドの服が気になったら、なぜかみんな着ているように見える
実はこれ、単なる偶然ではなく「脳のフィルター機能」が関係しているんです。
「引き寄せの法則」は、実際には脳の「RAS(網様体賦活系)」という仕組みによるもの。
今回は、引き寄せの法則を科学的に解説し、どのように活用すれば理想の未来を手に入れられるのかをお伝えします。
RASとは?なぜ願望実現に関係するのか?
RAS(Reticular Activating System:網様体賦活系)とは、脳幹にある情報フィルターのようなもの。私たちが日々受け取る膨大な情報の中から、自分にとって重要なものだけを選別し、意識に上げる役割を持っています。
実際にどういった場面でこのRASが働いているのか、具体的に紹介しますので、イメージをつかんでいってください。
① RASの具体的な働き
たとえば、あなたにも次のような経験があるはずです。
✅ 欲しいと思った車を街中でよく見かけるようになる
✅ 赤ちゃんが生まれた途端、ベビーカーを押す人が目につくようになる
✅ あるブランドの服が気になったら、周りがみんな着ているように感じる
これらはすべて、RASが「自分にとって重要だ」と認識した情報を優先的に処理するからです。
裏を返せば、私たちは自分が見たいものしか見ていないということですね。
他にも友人や家族からこんなことを言われた経験があると思います。
「今すれ違った人、超かっこよくなかった?」
「今日の数学の矢沢先生、めっちゃ疲れてそうだった」
「さっきのスーパーは肉が安かったね」
こういった発言に対して、ピンとこないことがありませんか。
そもそも、その光景を見ていなかった可能性がありますが、あなたがちゃんと同じ光景を見ていたとしても、かっこいい人や矢沢先生があなたの認識に載らなかったのではないでしょうか。
このように情報を取捨選択しているのがRASの機能なのです。
② RASが現実を変える仕組み
神経科学の研究では、RASが私たちの注意をどのように制御するかが示されています。
たとえば、ハーバード大学の研究で、「プライミング効果」という現象が明らかになりました。被験者に特定の単語やイメージを見せた後、無関係に見える選択をさせると、多くの人が先に見た情報に影響された選択をしていました。
つまり、人の意識は無意識のうちに特定の情報を優先的に拾い、それに基づいて行動するのです。
私たちは意識的に行動していると思い込んでいても、実は行動の大半が無意識的に決められているんですね。
例えば、私は昨日の夜、久しぶりにコンビニでご飯を買いました。
何となく「明太パスタ」を手に取って購入しました。しかも大盛です。
でも、よく考えてみると私は1年に1回明太パスタを買うか買わないかくらい。そこまで好きでもないはずなんですよね。
自分でもどうして選んだのかわかりませんが、無意識的に刷り込みがあった結果行動が変化したのだと思います。
逆に言えばRASの働きを意図的にコントロールして無意識を書き換えることができれば、私たちの未来も変えられるということです。
RASを活用して引き寄せを加速させる方法
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RASの仕組みを理解したところで、これを活用する方法を紹介します。
① 目標を具体的に設定する
RASは「具体的な情報」に対して強く働きます。
❌ 「お金持ちになりたい」ではなく、「年収1000万円を達成する」
❌ 「成功したい」ではなく、「独立して月商50万円を達成する」
このように、目標を明確にすることで、RASがそれに関連する情報を優先的にキャッチし、行動を促すようになります。
② 視覚化して脳に刷り込む
目標が明確になったら、それを「視覚化」しましょう。
✅ 目標を書き出す(ノートや手帳に書く)
✅ 理想の未来をイメージし、映像として脳内で再生する
✅ 目標達成後の写真や関連するビジュアルを集めて目にする
スタンフォード大学の研究では、目標を視覚化した人のほうが、しなかった人よりも成功率が高いことが明らかになっています。脳はイメージしたことを現実と勘違いし、そこに向かって行動を促すのです。
③ 言葉を変えて思考をポジティブにする
RASは、ネガティブな情報も選別してしまいます。
❌ 「お金がない」と思っていると、お金がない状況ばかりに目がいく
❌ 「自分には無理だ」と考えると、できない理由ばかりが目につく
✅ 「私は収入を増やす方法を見つけられる」
✅ 「必要なチャンスは必ず目の前にある」
このように言葉を変えることで、RASがポジティブな情報を拾いやすくなり、行動も前向きになります。
自分の言動をよく観察して、知らず知らずのうちにネガティブなイメージを刷り込んでいないか注意してみてください。
引き寄せの法則を阻害する要因とは?
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逆に、RASがうまく働かないと、引き寄せの法則は機能しません。
✅ ネガティブな思考習慣 →「どうせ無理」と思っていると、それに関連する情報ばかりが目につく
✅ 他人の意見に流される →「親がこう言ってるから」「みんながこうだから」と思うと、自分に必要な情報をキャッチできない
✅ 目標があいまい → RASが働かず、具体的なチャンスや行動の変化につながらない
これらを避けるためにも、ポジティブな思考習慣を身につけ、目標を明確にすることが重要です。
そのためにはやはり輝いているスターや成功者から学んだり、本を読むことで自分の思考を日々アップデートしていくことをおすすめします。
まとめ:RASを活用して理想の未来を引き寄せよう!
引き寄せの法則は、単なる願望ではなく、「RAS」という脳の仕組みによって支えられています。
✅ RASは「重要な情報を選び取る」脳のフィルター
✅ 目標を明確にすると、RASが関連する情報をキャッチしやすくなる
✅ 言葉や思考を変えると、RASがポジティブな行動を促す
「引き寄せは本当にあるの?」と思っている人も、まずは目標を具体的にし、それを毎日意識することから始めてみてください。
RASを味方につければ、あなたの未来は確実に変わります!今から、脳内情報を書き換えて理想を実現していきましょう。
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