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さよならの言い方なんて知らない。

タイトルは河野裕さんの著作から、拝借しました。今月末には新刊が出るそうです。

「さよならを言うことは、少しだけ死ぬことだ」と言ったのはレイモンド・チャンドラーの小説に出てくる私立探偵フィリップ・マーロウでしたか。「ロング・グッドバイ」という本に出てきます。良いこと言いますね。

人生、とまで言わなくても私たちの日常は、
出会いと別れが常にあります。唐突に。それは避けられるものでは到底なく、時に人を容赦なく打ちのめします。

最近、私も「別れ」を経験しました。恋愛絡みだったら良かったのですが(よくないか)、少し人間関係でトラブルがあり「袂を分つ」とは大袈裟ですが、もう、とある人とは会うことはなくなりました。

どちらが悪いとか、あの時こうすれば良かったとか、色々今更思いますが取り返しのつかないことですから、仕方ありません。

ちょっと意味合い違うかな?とも思いますが、村上春樹さんの「風の歌を聴け」から好きな文章を引用します。

どんなに惨めなことからでも人は何かを学べるし、だからこそ少しずつでも生き続けることができるのだということです。

生きることは難しいです。だけど生きていかなくてはなりません。だから頑張りましょう。謙虚に、少しずつでも学びながら。

「さよならの言い方」なんて知らないのですから。

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