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ひろがるスカイ!プリキュア 感想㉒

第43話「プリズムシャイン!心を照らして!」

落ち葉にスポットを当てた絵本を書くましろさん。まだ作成途中だけど、けっこう哀愁漂うというか、寂しげな内容ですね。そして落ち葉を眺めるバッタモンダーくん。ましろさんの言葉に、だいぶ心を揺らされてそう。無力な落ち葉に自分を重ね合わせている様子。

バッタモンダーくん、だいぶ心ゆらゆらしてるなぁ。ゆらゆらゆらゆら僕の心、風に吹かれてるなぁ。

遂に紋田さん=バッタモンダーバレするのか。この展開はきついな。余裕の無いバッタモンダーくんの姿、見るのがきついです。ミラージュペンを奪われ、更にスケッチブックを破られたのにも関わらず、苦しんでる紋田さんが居ないことに、良かったと言えるましろさん、やはり聖母の如き優しさですね。まあ苦しむ紋田さんは居ないけれど、アイデンティティクライシスに陥るバッタモンダーは本当に居るんですけどね。……いや、しんどいなこれ。

現状バッタモンダーくん視点、完全に四面楚歌だな。と思ったけど、元々そうだった気もします。そう思うと育った環境が悪かったんだなと感じる。ミラージュペン奪った事くらいは評価しても良いんじゃない?そういうとこだぞアンダーク帝国。

散々傷つけられたけれど、ましろさんはバッタモンダーを怒る気にはなれない。何故なら落ち葉を眺めるバッタモンダーの姿に、過去の自分を投影していたから。自分じゃ何もできない、なんの価値も無い、落ち葉くんはましろさん自身だった。落ち葉くんの絵本は、悩める紋田さんみたいな人の為の作品であるのと同時に、過去の自分への餞のような作品だったのか。

スキアヘッドさん、今回で引くほどヘイト貯めてる気がする。これまでもちょっとずつ貯めていたけど、今回で限界突破した感。仮にここから、アンダーク帝国への愛とか語ったとしても、好感度マイナスで終わるだろうな。

自分の価値は自分で決める、周りと比べて己の価値見いだせなかったましろさんが、こんな台詞を言えい放つなんて感慨深いです。この言葉を受けて、スキアヘッドに反旗を翻したバッタモンダーくん、ミラージュペンを奪取するファインプレー。しかし心はアンダークエナジーにのまれてしまう……

暴走したバッタモンダー強い!5対1でも圧倒してる!これは価値のある強さだぞ!

そんな圧倒的強さの暴走バッタモンダーを、倒すのではなく助ける覚悟を決めるプリズム。その覚悟に呼応するかのように僅かに輝くのは、バッタモンダーの心。バッタモンダーの心を照らすのは、ましろさんの放つ優しい光。サブタイトルの「プリズムシャイン」って新技だったんですね!

そんなプリズムの活躍により、バッタモンダーは救われました。憑き物が落ちたような表情、なんだが懐かしさすら感じます。なんか爽やか度増した気がする。立ち去る際に、しっかり頭を下げるのではなく、ぶっきらぼうに謝るのは、らしさを感じて良かったですね。

第44話「大きなプリンセスと伝説のプリキュア」

スキアヘッドと黒幕っぽい人も、大概重い関係性っぽいな。ところでアンダーク帝国って一般市民とかいないのか?

スカイランドに謎のトンネルが現れ、アンダーク帝国の侵攻の可能性を考慮し、青の護衛団とプリキュアが出動した模様です。まあそれよりも、みんな冬服着てる事の方が僕的には事件ですけどね。ましろさん冬服のモコモコ感似合うなぁ。みんなかわいいぞ。

アンダーク帝国のボス、カイゼリンさん直々にお出まし。なんかヒール役のプロレスラーみたいなコスチュームだな。どうやらプリンセスの事を、300年間も恨んでるらしいです。当然エルちゃんに心当たりは無いけれど、まだ出生の謎とかよく分かってないし、一番星さんも合わせて、何かしら因縁あるんだろうな。

何故スカイランドとエルちゃんを襲うのか、まずは対話を試みるハレワタールちゃん。まあ話通じる相手ではないですが。300年も根に持ってますしね。まずは最強の必殺技撃ってこいは分かりやすくて良いな。絶対通じないやつだけど。

マジェスティクルニクルンさん、そんなにページあったんですね。あと時止めたり人を過去に送ったり、ずいぶん多機能ですね。あげはさんとツバサくんも起こせよ。

プリンセス同士の邂逅、エルモネ、エルダヨ!←かわいい。あからさまに怪しい奴らを城まで招いて、プリンセスが直接お話を聞くとは、お心の広いプリンセスだ。

変身キャンセルおもろ。どんな風に思われたんだ?ましろさん、変身する毎にウインクしてるんですね。ヒーローに変身します!とかいうイタいやつデしかないよねこれ。

本当にアンダーク帝国侵攻直前に来てたのね。生身でも取り敢えず立ち向かう!それがヒーロー!プリキュアになれなくてもやれる事をやる!それがヒーロー!いや相変わらず凄い身体能力だな、それなりにやれてるじゃん。浄化できないからジリ貧だけど。

プリンセスが生身で現場に来ちゃうの?!護衛団ってこの頃は無いのか?というか城にもプリンセスしかいなかったな。

プリンセスの祈りに応えて、プリキュアが舞い降りたのでは無く、プリンセス自身が伝説のプリキュアだった。キュアノーブル誕生。自分で私は今日からプリキュアって言ってたんだ、プリンセス。

カイゼリン様かわいいな、300年前は。どうしてあんなヒール役レスラーみたいになったし……思想も全然違うし、なんというか時の流れは残酷だな。

そんな感じの43話、44話でした。

ましろさんとバッタモンダーによる、己の価値を周るお話も遂にフィナーレっぽいですね。じっくり描いただけあって素晴らしい出来栄えでした。

現代人ってバッタモンダーみたいに、人間関係や仕事が上手くいかなかったりで、限界を迎えてる人多そうですよね。実際バーンアウトや鬱等になる人が、めちゃ増えてるって聞いたことありますし。大人になると自分自身の価値って、仕事等の生産性ありきで考えてる人って沢山いると思うんですよ。

そんな仕事のできるかどうかなんて事気にせず、自分自身の価値は自分で決めるマインドで生きていきたいですね。それこそが現代社会に生きる我々が、今回のエピソードから学ぶべき教訓なのかなと思いました。これ日曜朝の女児向けアニメの感想か?

そして急に差し込まれる過去編。これ放送当時、ツバサくんとあげはさんハブられたの、わりと叩かれてそう。未来に置いてく意味無いし。まあそれはともかく、遂にいろんな謎が明らかになりそうですね。

#アニメ感想文 #ひろプリ #precure #バーンアウト

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