第66詩 ベッドスペース
化粧も食べることも
何の意味も見出すことができなくなった
あなたを失い
私は誰の為に生きていったらいいのか
解らなくなった
私の気持ちは
未だに真っ直ぐあなたに向いていて
返ってこなくなった
恋の矢印に
私のこころは折れてしまった
飾った写真は捨てられず
過去のメッセは消せず
部屋に残されたあなたのシャツの
香りが消えぬことを願ってしまう
何もできない
何もできない
今日も私は
ベッドから出られず
布団の端に寝転がり
あなたのスペース ひとり分
空けておいて
あなたの帰りを待つことしか
†*†*†*†*†*†*†*†*†*†*†*†*†*†*†*†*†*†*
(挿絵はフリー素材です)
何に対しても依存体質です。
一緒に暮らすパートナーがいないと、ほんと廃人のようになってしまいます。
独り暮らしの時はパニック障害やら広場恐怖症やら、あらゆる精神の病を発症して、2階の部屋にいることも、狭いお風呂場に入ることもままなりませんでした。
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