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鍵はあなたの手の届くところにある

ただ今、働き方リノベ中。

わたしが暮らす《リノベのまち門前》では、より自分らしい生き方(魂の望む道)へとシフトするたびに働き方を変えることはごく自然なこと。

とはいえ、まぁ、川の流れに身を任せるようにしなやかに変化する、なんてな具合にはまだいかない未熟者。岩やら石やらにぶつかりながらも流れております。

ここ数年、派遣会社での求人の中から仕事を選び働いてきた。その現場は主に、老人ホームやグループホーム、デイサービス、訪問入浴介助など。
ライスワークと割り切り、あるものの中で選択してきたというのも正直なところ。
自由に時間を使いたいという欲求のもと、単発で勤務できるところを優先してきたが、日にちが限られるとなると希望する日数の確保が難しくなってきた。
次第に仕事を探す時間が増え、収入が安定しないことへの不安も増していく。正に、本末転倒!

無意識下とはいえ、これもわたしが望んで起こしている現象だ。
「はぁーい。このステージ、しゅーりょー。次に行くよ〜。」
というお知らせ。

あるものの中から選んだはずの仕事もその現場もわたしが欲していたものだと、今なら理解できる。

派遣会社を通しての仕事は、時間もだが、時給が高いことも条件と一致していた。そう。わたしは、条件を優先して仕事を選んできた。
それでも一致していたのは、条件だけではなかった。
介護職員として勤務した経験、老年期の福祉に携わった経験、在宅での介護経験、あらゆる福祉の現場に身を置くことで、自分の中にある欲求を確信する機会を得た。

その欲求が明らかになったのは、ひとのことアカデミーの〈応用・発展クラス〉でのこと。
「わたしと社会とのつながり」というテーマの中で、「わたしの仕事」を知ったことで、いろんな点と点がつながりはじめた。

先月のわたしは、まだ条件を最優先することにしがみついていた。自宅からの距離が近く、高時給なところを選んだ。
結果は不採用。

その後、別の紹介業社にも登録。
もちろん始めは条件を提示するのだが、その条件の中で紹介された病院に精神科医療・老年期医療を行っている病院があった。

老人ホームで勤務していた際、表面の言動や行動に対する関わりだけで相手の状態を判断し、精神科への入院を余儀なくされる入居者さんたちがいた。
「なぜ、表面という一部だけをみて判断するの!背景は全く無視されるどころかそこに興味すら持たれないなんて、悲しい。本人だってそんなことしたいわけじゃないだろうに。もどかしい。」
そんな思いを抱えていた。

また、単発での仕事ゆえ、入居者さんに関わることができるのもぶつ切りだったり、その日限りだったりする。
「一期一会」、次はもうないかもしれないという環境がその日1日やその瞬間を色濃くしたというのも事実。
だが、「あの後、𓏸𓏸さんどうしてるかな?」と、気にかかることも増えてきた。毎日同じ場所で働くにしても明日会えるかどうかなんてことはわからない。絶対ではないにしても、継続して観察したい欲求が芽生えていたのも事実。

そんな体験を通して、わたしは、精神科医療・老年期医療という分野に心が動いていた。でも同時に怖気付いてもいた。気づけば、福祉の現場で働くことの方が長くなり、医療の現場で働くということに対する不安があるからだ。
いや、不安なのは、新しいことへチャレンジすること。
だが、ひとのことアカデミーで知ったわたしの仕事、「喜んで相手のニーズに応える」機会がある。それはどの現場においてもそうなのだが、心も身体もという点においては、精神面にアプローチする環境が整っている。
目に見えるものも見えないものも含めて、相手のニーズに応えるための観察力を磨く機会に恵まれている。

今日、面接を受けて面白かったのは、先月面接を受けた施設では、条件についての質問が多く、わたしの看護観に触れられることはなかったが、今日は志望動機に始まり、活かしたい経験についてなど、看護観に触れられる質問が多かったことだ。
自分の仕事を条件ではなく、自分自身が望んでいることにシフトしたら、現実も変わっていた。
さらに、通勤時間や時給、勤務日などの条件についてもうっかり叶っている。
採用されればの話だが。

先月までのわたしは、条件や結果にばかりフォーカスしていたので、面接という体験で得たものがないに等しかった。
今日は、これまでの経験を通して感じてきたことや、それに伴って今興味が湧いていることなどについて人に伝えるチャンスが与えられた日だった。
相手にどのように伝わったかはわからないが、自分自身が伝えようという想いとともに言葉を発していた感覚があった。

諦めているのは、いつもわたしだ。
自分の想いや感じていること、考えていることを伝えることが不得手なのは、得意になるまでチャレンジしていないだけだということを実感した。
そして、このnoteを通して、地味に諦めずに伝えてきた自分もいるということも。

面接以外の場面でも。
人事担当の女性の方と2人きりで話す場面があり、先ずはその方の声かけでリラックスできたこと、心強かったことを伝えた。
続いてわたしがパンを焼いていることについて訊かれた。わたしはパンをつくっている目的について『リノベのまち門前』のことを話し、病気になることもあるけど、その前にサインに気づける環境と機会をつくっていることを伝えた。
このような場面で、感じたことを伝えるチャンスを自分に与える選択をしたわたしがいたことが嬉しかった。
自分に興味があろうとなかろうと、わたしのことについて訊かれたことをチャンスだと捉える観方をしてみたわたしがいたことも。

今日の書物占い

鍵はあなたの手の届くところにある

『人生の答えはいつもわたしの中にある』アラン・コーエン

鍵が手の届くところにあるとしたら?

自分らしく生きていれば病気になる必要はないけれど、「らしさ」をどこかに置き忘れて生きている人が大半の世の中。
看護師という役割をもって、自分も相手も「らしさ」を思い出すためのスキルを磨こう。
観察力を養い、自分と相手の気持ちに寄り添う。
共感が生まれる機会が増えていき、じゅわっと胸があたたかくなる幸せを感じる。

「らしさ」を発揮するために就いた看護職や介護職。発揮するどころか、押し殺している看護師や介護士の多いこと。喫煙率の高さ、離職率の高さが物語っている。
占い師として話を聴き、胸の奥底に沈めてしまった希望を思い出すサポートをしよう。そして、「らしさ」を発揮するための伴走をしよう。
とにかく今日のように想いを伝えたり、ここでこんなことやってますって発信して、ソウルメイトに出会う。
伝え方も大切だけど、振動、波動はもっと大切。
仲間が増えて、ビジョンが詳細になっていく。
いろんな「得意」や「個性」が集まっている。
心強さ、たのしさが増していく。
癒し、癒される。

なにか物足りないって人、
次の1歩が踏み出せずにいる人、
とにかく変わりたい人、
今の自分に退屈している人、
そんな人たちが『リノベのまち門前』に入ってきやすいように、食べたら元気になるような美味しいパンを焼こう。



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