冬のお散歩

寒いので最近お散歩にでていない。

今朝は、朝日が窓から差し込んで、外は気持ちがいいよ、と手招きされているようだった。

それで、久しぶりに冬の朝さんぽに出た。

公園に至る途中に大きなお寺があり、そこにいつも通りがかりにお参りをするお地蔵さんがいる。
お参りをするといっても、手を合わせてあいさつをする程度だが。
そのお地蔵さんはいつもお花で飾られていて、その地域の風景の一部となっていた。

お寺をぐるりと囲むブロック塀が、途中でコの字状に内側に入り込んでいて、その小さなお部屋のようになった空間に、お地蔵さんが立っている。

いつものようにお参りしてから公園に行こうと立ちどまると、その一画がベニヤ板で封鎖されていた。

そして、その向こう側にいるはずのお地蔵さんがいなかった。

撤去されていたのだ。

あれ？と驚いたのはもちろんだが、いつもの通り道が、お地蔵さんがいないだけで寒々しくなった気がした。

少しさんぽにでていないだけでいろいろ変わるもんだ。お地蔵さんはどこに行ったのだろうか。

さて、今日のお散歩では、ベンチで本でも読もうと思っていたが、ベンチは朝露で濡れていて座れなかった。

冬の朝は朝露でベンチに座れないんだね。

寒いな寒いなと思っていたが、植物たちは確実に春を感じているようで、小さな公園にも春を呼ぶ花が咲いていた。

ロウバイは、少し透き通った黄色。光をまとって綺麗だな。

水仙は、春を呼ぶラッパみたいだね。

ちょっとの冬さんぽでも、いろいろ発見があるもんだ。

帰りがけにセブンイレブンのカレーパンを2つ買って帰った。

相棒にコーヒーを入れてもらおう。