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生きていく中で悲しいことが何度もめぐってきます

もう10年以上前のことですが、私の父が肺結核で死にました。一か月ほど入院していたのですが、私は忙しい仕事の中何度かみまえに行ったのでが、死に目には会えませんでした。それは、小さくなってゆく父親を見たくなかったため最後の一週間は、みまえに行けなかったのです。今でも後悔は尽きませんが、どうしても老いて小さくなっていく父親を見に行くことが出来なかった。これが私の本心です。
今、3年前から母親を見てくれる施設に入れました。下の世話をしなくてはならなくなった母親を私は、世話をすることが出来なかった。今も自分を責める気持ちは無くなりませんが、目が見えなく下の世話が必要になった母を私は…介護を続けることが出来なかった。今は施設の方に感謝しかありません。人の手を借りないと生きていけないのは本当に辛く悲しいことです。しかし、私はそれを子供でありながら放棄したのです。後ろめたさと後悔は今も続いています。何時あちらに母がいくのか準備もしなくてはならず節約の日々を過ごしていますが、一番つらいのは友もいない中で三食おむつの世話をしてもらいながら生きる母でしょう。
介護は、本人も介護する子供もつらいのが現実です。