中国🇨🇳の五行説について少し前から思ってたチョットばかりの考察について。

今まで書いてきた事の流れから、少しズレていますが、前から気になっていた、中国の古代思想、科学である、それは今、現代にも通じる、大まかなエネルギー論である、五行説五行論について、前から思っていたことを、述べたいと思います。

曰く、宇宙を動かす、関係性、エネルギー的なものは、五行論の木―火―土―金―水であると。自然界にある植物は木で、燃える炎は火で……………と言った具合で、古代の中国人が、実直に自然を観察し、推測し、人の運命や世界の運命の変動を当てはめ、推測したものだろうと、思います。

五行説が、中国の古典に出てくるのは、紀元前、古代中国の西周時代に書かれた「尚書・洪範」という書物からです。

いゆる、水は潤下、潤すもので上から下へと向かい、方円の器に収まり変幻自在です。

火は炎上、熱であり上へと向かい、燃え上り実体は有りません。

木は曲直、真っ直ぐに伸びて、曲がり、植物の旺盛な生命力を表します。

金は従改、従順、そして改革の意味が有ります。溶けた金属の柔らかさと、硬い硬金属の意味が有ります。

土は稼嗇、土は万物を育み育て変化させます
。春に種をまき、秋に収穫するという意味です。

以上が五行の力の特徴、主な意味合いです。

今回は、五行の相生関係(互いに生み出したりダメージを与えたりする関係性)の気づいた事を、語りたいと思います。

木―火―土―金―水と五つの元素が、一方向に向かって変化して、何かを生み出して行きます。

五行の連続相生というやつで、木が燃えて火になり、火が燃えて灰になり、土になり、土を掘り起こして金属が生み出され、金属が冷えて、その表面に水滴が付き、水が生み出され………………、

また、生み出す、生、だけでなく、比、尅、の五行の関係性もあり、いわく比とは、金と金のように調和、シンクロを意味し、尅とは
、尅害を意味し、例えば金が木を尅する、とは金属の斧で木を切る、ダメージを与える意味合い。これが一番、関係性の中で強烈。

でも、単純に尅害、と言ってもそれ程単純でもなくて、アッサリと木が金の斧で切り倒される場合と、水が火を消すときの様に、消されていく火は水に必死に抵抗しながら、水を消そうとし、水蒸気を発生させます。それこそ激しく、もがくかの様に。土が水を尅する関係性も、土で出来た堤防のような物が水が溢れ流れる勢いをせき止めてしまう、が水も土に染み込み、侵略しようとする。

と、一概に一方的にダメージを与えているのでなく、お互いに激しい相打ちを仕掛けている、と見えなくもありません。最終的に優位な五行が勝つにせよ。

本題に入りましょう。

チョットした気づきですが、十二支ですね、あのネズミの子、トラの寅、というやつで。

午年生まれとか、今年は寅年ですね、とか言う、あの干支は、年だけでなく、月や日、時刻にもあり、それは太陽に照らされた大地のパワーで、まぁ甲、乙、丙…………なんかも、十個あり、これを俗に言う十干、これは十二支の動物の上に位置して、今年なら辰年で十干は甲なので、甲辰年、という呼び方をします。太陽の運行が大地を照らす様子を意識した呼び名です。

干支の十二支ですが、子からスタートし、亥で終わるこの順番？

子は五行で水を意味して、基本、寅は木を意味して、子から始まり―丑―寅―卯―辰―巳―午―未―申―酉―戌―亥で終わる……………こうやって見てみると、十二支って子の水から、始まり五行の互いに生み出して行く関係性で、寅は木、卯も木、蛇の巳は火、午も火、と、水―木―火―土―金―水とパワーアップしていく五行連続相生の力の関係性になっている。

途中に丑や、辰、未、戌、といった土の五行の干支が立ちはだかっていますが、それは大洪水の様な五行のパワーを弱めて、ダムのようにせき止めている様に見えるのは、私だけでしょうか？

土のせき止め勢いを止める力が無いと、際限なく突き進む流れ続ける洪水のように、全てがグチャグチャになって最後には全てが破壊されてしまうからなのでは無いでしょうか？

今年は辰の様な飛躍を！！

カワイイねずみさんや、トラさんやヘビさんら十二支のモフモフキャラ達がすごい洪水の
波にのまれ、叫びながら押し流されていくさまは、なんとも言えませんね………………………？

最後に、余談ですが、漫画家、故・鳥山明氏のマンガ作品の「ドラゴン・ボール」も1984年のえとの最初の子年の年末から週刊少年ジャンプで連載スタートし、1995年のえとの最後の亥の年に十二支の順番どうりに連載は終了しました。

これは、何かの偶然なのでしょうか？それとも必然としてプログラムされていて、決まっていた事なのでしょうか？