鞆の浦
今回の旅は、大阪からJRで適当に行けるとこまで行ってみよう、ということで始まりました。
行き先も泊まる宿も決めずに出発したはいいものの、新幹線のチケットさえ取っていなかったのでまずはチケットをと思ったら、人が多すぎて辞めました。
JRでいけるところ、、、と思いながら広島方面へ向かうことに。
のんびり電車にのりながら、初日は
福山で宿を取ったので途中岡山で降りて少し回ることにしました。
岡山は二度目だったので、今回は後楽園へ行きました。大好きな路面電車に乗り、少し歩くと岡山城が見えました。
後楽園に到着。
今まで、庭園みたいなのはよく分からなくてあまり好きではなかったのですが、金沢の兼六園を見てから「こんなにきれいな景色が見れるのか!」と少し衝撃を受けそれから好きになりました。
後楽園では、ボランティアでガイドをされているおじいさんに話しかけました。(一人旅に寂しくなってきたんですかね。)
で、その方と20分くらいおしゃべりしながら後楽園を回らせてもらいました。
おかげで、後楽園のきれいな景色の写真を見返す度に、お話しできて楽しかったなぁという気持ちも思い出せることがとても嬉しく思います。
そして夕方福山駅に到着し、駅でご飯を済ませホテルへ向かいます。
のですが、寒いうえに真っ暗な道を15分も歩かないといけない所の宿をとってしまったので、かなり大変でした。
旅あるあるなのですが、服装をよくミスります。なぜか分からないですが2月なのにペラペラのズボン一枚で来てしまいました。それから、都会の感覚が染み付いてる私にとって、夜でもどこでも街灯があって明るいと思い込んでいるので、田舎の真っ暗な道を一人歩くときは死ぬほど心細いです。
ちなみにみんな車で歩いてる人はいません。そろそろ学びたい。
次の日。
せっかく福山に来たならどこか観光したいなと思い、調べると「常夜燈」というところがあるそう。
見に行くことにしました。
バスで30分揺られ、鞆の浦に着きました。正直1時間くらいでさっとまわって帰ろうと思っていたのですが、この街はあまりにもきれいで、見る所がたくさんあって、気付いたら2時間半もたっていました。
私は海が好きなのか、毎回気づくと海が見えるところに来てしまいます。
鞆の浦の名所を適当に回ろうとしていましたが、ここでもまた気付いたら街のおじさんに話しかけていました。
なんの予備知識も持たずに来た私は、船のことも坂本龍馬のことも宮崎駿のことも、1から全部説明してもらわなければ分かりませんでした。
ですが、この街の人はとても優しかった。
もう、本当にやさしくて、建物のことも潮の満干のことも歴史のことも全部教えてくれました。
半分くらいは正直よく分からなかったけど、それでも教えて下さってありがたかった〜。
初めて歴史がおもしろいと思ったかもしれません。
散々おしゃべりした後は、街を歩いて、防波堤を歩いて、神社へお参りして、猫と遊んで、鞆の浦を満喫しました。
また行きたい、と思うほど風情ある町並みでした。
最後におじさんにお土産にさつま揚げみたいなてんぷらを頂きました。
おじさんとの別れは少しだけ寂しかったですが、これが一期一会ということで旅の醍醐味なんだなと思って帰路につきました。
また行きたい!
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