就活体験記【24卒】
早く始めた割に何も進まず、直前追い込みになった就活を時系列で振り返る。
以下の記事も読んでいただくと掴みやすいかもしれない。
1年生・2年生
1年生 1月-3月
就活をしようと1月に思い立ち、以下のようなことをした。
<総合>
・『大学生が就活の前に読む本』を借りて読んだ。
・何をするべきか調べ、自己分析と企業研究が重要だという情報を得た。
・またエントリーシートやガクチカ、自己PRについて、先輩たちは何をエピソードにしたか、悪い例は何か調べ、何をガクチカにするか考えた。
<業界研究>
・『四季報 業界地図』を購入した。
・オンラインでの学内企業セミナーを聴講した。
・各業界の大手企業を書き出した。
・スーパーゼネコン5社について売上高、建設事例、部門、企業理念を調べた。
<自己分析>
・自分の性格について考え書き出した。
・インターネット上の性格診断を受けた。
また公務員試験に関しても、科目や試験形式、試験日程、併願例、予備校、勉強スケジュールについて調べた。例題も解いてみた。東京都庁の口コミを見たり、予算状況を調べたりした。
2年生 4月-6月
・主要県庁や市役所の口コミを通して職場の雰囲気を調べた。また大学の役所別就職実績を調べた。
・インターンシップについて調べた。種類や目的、選考、準備、企業の具体的な実施予定について調べた。
・引き続き自己分析を行なった。
2年生 7月-9月
<総合>
・マイナビに登録した。
・行政インターンについて調べた。
・公務員試験の数的推理の問題を解いた。
・高卒枠で公務員試験をお試し受験することを検討したが、採用人数が少ないのに初めから就職する気ない人が受けたら迷惑だろうと考え断念した。
・学科の就職実績を調べまとめた。
<業界研究>
・インフラ関係の企業の売上高や従業員数など規模感を調べた。
・国家総合職に勤務するOBとの座談会に参加した。
・準大手ゼネコンの企業や特徴を書き出した。
<自己分析>
・バイトでのできごとをもとに、性格や行動について考え書き出した。
・バイトについて、自問自答を深掘りした。
・バイト(小型スーパー、前年10月入社、この年の7月退職)をエピソードに、ESの試作品を作った。しかしエピソードが物足りない印象。
・公務員に向いている性格について調べ、性格の面から民公どちらが適しているか検討した。
2年生 10月-12月
・ゼネコンとコンサルの各1社について、平均年齢や(新入)社員数など基本情報を調べた。
・経営トップの考え方を知るためにはSNSやメディアが重要とのことで、ニュースを調べた。大手ハウスメーカーが男性育休を義務化したとのことである。
・職場のハラスメントについて考えを書き出した。
2年生 1月-3月
・建設コンサルに勤務するOBの方の話をきいた。
・ゼネコンやコンサルのインターン実施状況について調べた。夏の情報はまだ公開されていない。
・コンサル及び高速道路について、社長、社員数、資本金、設立年といった基本データを調べた。
・高速道路会社に勤務するOBの方の話を聞いた。
3年生
4月
大学で進路ガイダンスがあった。大きな進捗はない。
5月
マイナビでプレエントリー(マイページ登録)予約をした。民間企業のインターンの選考方法、日程、日数、内容を適宜確認した。
行政インターンシップの情報にも注目した。定員が多いだろうと考え、ある政令市役所を選び、急ピッチでESを書き上げ応募した。
6月
マイナビの合同説明会に参加した。また夏休みの必修科目の日程が発表され、市役所のインターンとかぶっていたので、不合格になることを願った。
7月
市役所のインターンに合格したので、辞退連絡をした。夏休みが忙しいため、民間のインターンに応募することはできなかった。
8月
大学の夏季集中授業が2科目あり忙しかった。合同説明会時にプレエントリーした、準大手ゼネコン1社とインフラ子会社1社計2社のオンライン1dayインターン(事実上の説明会)に参加した。
9月
準大手ゼネコン1社(8月のとは異なる)のオンライン1dayインターン(事実上の説明会)に参加した。
週10-15時間ほど勉強した。内訳は公務員試験対策(ほぼ3力)や(先生から受験をすすめられた)技術士試験対策が半分ずつであった。
(公務員試験は専門科目のみであり、土木と工学基礎に分けられる。土木はさらに3力(構造力学・水理学・土質力学)と土木計画(測量、河川、港湾、都市、交通など)に分けられる。)
10月
週20-30時間ほど勉強した。内訳は公務員試験対策(3力)が6-7割、技術士が1割、授業の課題が2-3割の比率であった。
11月
準大手ゼネコン1社とインフラ子会社1社の対面1dayインターンに参加した。準大手ゼネコンは本社で説明会と座談会と職場見学。インフラ子会社は研修所で展示見学と説明会と質疑。
週35-37時間ほど勉強した。月末の技術士試験が近づくにつれ技術士の比重が上がった。
12月
週35-40時間ほど勉強した。これまでは土木をメインに行なっていたが、12月末になり工学基礎を重点的に行なった。キャリアセンターで公務員の面接練習を行なった。
1月
公務員に落ちた場合どうするかについて、親と話したのをきっかけに、民間対策を始めた。エージェントとの面談や、選考直結グループワーク練習会に参加した。さらに何度か触れたインフラ子会社の早期選考にエントリーした。ESは5月に書いたものやインターネットで公開されているものを参考に急ピッチで書いた。ついでに3月にエントリーする予定の企業のESも書き始めた。
2月
<民間一般応募>
引き続きエージェントとの面談やグループワーク練習会に参加した。それらを通じて紹介された企業の説明会や特別選考が続いた。何度か触れたインフラの子会社の面接を2回受け、内定を頂いた。
<民間学校推薦>
インフラ関係の企業の学校推薦が公開されたが、志望意欲がずっと続く自信がなかった(辞退できない)ため出願には終始後ろ向きであった(出願受付日は3月中旬)。
<公務員>
公務員模試を受けた。忘れてしまった問題は多かったが、結果は悪くなかった。
3月
<民間一般応募>
ESを書き、本命のインフラ関係の企業4社(このあと学校推薦に転向する1社を含む)と、インフラ子会社(すでに合格した企業の内定承諾期限切れた時用)1社と、準大手ゼネコン(面接練習用)1社、計6社にエントリーした。(本命は内々定が出るのが6月と遅い。またこのころには先例やアイデアがたまり、ESを書きやすくなっていた。)またSPIを勉強し受験した。
<民間学校推薦>
インフラ関係の企業から学校推薦の第2回募集が来ていることを確認した。志望意欲を確認したうえで出願を決意した。(内定保留中の企業から他社の選考状況を尋ねる電話がかかってきたところで本命企業群の選考の遅さに呆れたことがきっかけ)
<公務員>
暗記分野である土木計画(測量、河川、港湾、都市、交通など)に取り掛かった。技術士の知識が活きた。
4年生
4月
<民間一般応募>
学校推薦に出願した企業ほか本命企業群の面接が中旬~下旬に集中し、面接終了後は急ピッチで改善策を練った。
<民間学校推薦>
所定の期日(上旬)に大学のキャリアセンターに学校推薦への出願を申し出た。下旬に1次面接を行ない突破した。
<公務員>
政令市役所と県庁の1次試験を受験し、いずれも合格した(1次試験の倍率は、市役所が1.04倍、県庁が1.05倍)。
5月
<民間>
ゴールデンウイークは学校推薦で受験している企業の最終面接へ向けて、志望動機やその他問答の更なる強化・言語化、そして企業研究を行なった。
続いて最終面接を受け、その日のうちに合格の連絡がきた。ここ以外の多くは敗北。
<公務員>
上記の最終面接の前日に県庁の面接を受けた。
用いたエピソードなど
志望動機や就活の軸は、「災害を目の当たりにする中で生活を支えたく…」系統のものであった。留学などの特別な経験がなくても使える。
ガクチカになりうるエピソードは、最終的にバイトや資格試験についてそれぞれ複数用意できた。そのうち強みにつなげられるエピソードは自己PRとしても使った。複数あり、またガクチカ・自己PR双方に使いまわしていたため、どのエピソードをどの強みにつなげて活かし方をどうするか、混乱することもあった。使わなかったエピソードもあった。
またガクチカを、過去に会社が起こした死亡事故の改善策につなげたかった(整合性のある(と感じる)論理を組み立てられたため)。しかしすでに改善がなされていることや、メインの業務ではないとの指摘を頂いたことから、別の少々無理のあるつなぎ方になってしまった。
感想
第1に、1年生・2年生の、調べる期間が長すぎ。第2に、3年生の9月から12月にかけて、勉強しすぎ。倍率が低いことを知っており、またほとんどの問題を解けていたため、併願となる民間の対策などほかのことをすべきであった。
「アクションは不要であり一人で黙々と取り組めば進む」「勉強すればするほど良い」といった大学受験的思想から抜け出せなかった。
※7月8日21時30分 リンクとそこへの案内を追加
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