関東人の私が関西人の夫と滋賀県で「翔んで埼玉琵琶湖より愛をこめて」を見た話
※映画の内容に少し触れています。ネタバレご注意ください。
私は昔から映画が大好きだ。
本棚には映画関係の本がたくさん並んでいるし、
エンタメ作品も大好きだが、古典や芸術作品が特に好きで10代の頃からたくさん観てきた。
夫とは度々見る映画でちょっと揉める。
映画はそもそも好みが強く出るものだし、趣味が映画な私とほとんど映画を見てこなかった夫とでは当然観たいものは食い違う。
そんな前提があり、夫に映画館に誘われてもついつい
「これ見放題になったらAmazonで見れば良いよ。」とか冷たいことを度々言ってしまう。
映画館で観るのは安くないし、失敗したくないという気持ちが強いのだ。
翔んで埼玉の2作目である、「翔んで埼玉 琵琶湖より愛をこめて」は関西を中心に話題になっていたようで、京都出身の夫も以前から観たいと言っていた。
申し訳ないが私は全く乗り気ではなかったのだが、
なんやかんやとあり結局観てきた。
それも旅行の帰りに。
それも本拠地滋賀県で。
しかも1作目はふたりとも見ていない。
夕方の回のチケットを直前に買った。
公開してから結構日が経っているのにもうほとんどの席が埋まっていて
前の方しか空いていなかった。
こんなの久しぶりで驚いた。
地元滋賀だからなのか、冬休みというのもあるのだろう。
首が痛くなりそうな席だなと思いながら席につく。
いよいよ上映
結果として私は楽しい2時間を過ごした。
これは大好きな夫と観たことももちろんあるが、
滋賀県の皆さんのおかげだ。
滋賀の映画館で観てよかった。
上映中観客の(おそらくほぼ全員)地元民たちは声を出して笑う。
それがとても楽しい。
ネタへの反応も早い。
例えば地元スーパーのポイントカードがスクリーンに映し出された瞬間劇場に笑い声が上がった。
私も思わずつられて笑ってしまう。
そんなポイントカード見たこともないのに。
その他にも関西によく遊びに来る私にもわかる「滋賀県あるある」があり何度もみんなと一緒に笑うことができた。
この映画には滋賀県だけでなく、というかかなり大阪や京都、もちろん兵庫県などのネタが盛りだくさんだ。
京都はやはりイメージ通りの京都という描き方で、京都育ち京都在住の夫は京都いじりを実に楽しんでいた。
どのくらい楽しんでいたかというと私の腕にしがみついて(周囲に迷惑にならない程度に)きゃっきゃ言っていた。
楽しそうで何よりだった。
映画館がこんなにいっぱいで客席から笑い声が上がるなんて本当に久しぶり・・・というかはじめての経験だった。
これは家でふたりで見ていたらできない経験だった。
誘ってくれた夫には感謝している。
旅行の最後に思わぬ思い出ができた。
後日自宅で1作目を観たのが・・・
本当につまらなかった。
申し訳ないが全く話に入っていけなかった。
これも埼玉の映画館で見ていたら違ったのだろうか・・
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