最後から2番目の「恋物語」じゃなくて「挑戦物語」です。12
ショッピングセンターの中の本屋さんをうろついています。
「本屋大賞」「話題書」「新書」「経済・マネー」「ビジネス書」「自己啓発書」
老眼鏡をかけ、車いすに乗ったおばあちゃんがうろうろ
「私が書きたい本があるのはどこ?」
うろうろ、うろうろ。
目についたのは「90歳、なにがめでたい」
いや、まだまだ60代。20年早い!
そもそも本屋さんでそんなに真剣に本を見たことがありません。
目に飛び込んでくる本の数々にめまいがしてきます。
またまた凹みます。
「ここに並ぶ本を書くなんて想像もできない」
「まるで異世界」「失礼いたしました」
「ちょっと、出直します」
そそくさと本屋さんを後にしました。
別の日にビリビリリハビリのビルの図書館をうろついています。
シーンとした館内で静かにページをめくる音が響く中、
老眼鏡をかけ、車いすに乗ったおばあちゃんがうろうろ。
「私が書きたい本があるのはどこ?」
うろうろ、うろうろ。
闘病記がそろえられているコーナーがありました。
目についたのは「車いすでも恋してる」「車いすの弁護士」
すごい!普通の人生じゃないじゃん。
ここに並ぶのも想像できません。
さらに凹みます。
何故本を出したいなどと大それたことを思ってしまったのでしょうか、訳が分からなくなってしまいました。
顔を洗って出直したいくらいです。
しかし、受講費をどぶに捨てるわけにはいかないんです!
凹んでいる場合じゃありません。
こういう時は、初心に帰るといいそうです。
「出版界のおやっさん」がそう教えてくださいました。
ブログに書きだしたのは、娘たちに私が幸せだったということを伝えたかったからです。私は母が亡くなってから母のことをあまり知らないことに初めて気づきとても悔やまれたからです。
ところがそのブログを読んで応援してくださる方が現れたのです。
そして、喜んでくださいました。
で、もっともっと大勢の人に喜んでいただける気がして本を出したいと思った・・・のでした!
そうでした!
1人でも多くの人に喜んでもらえたら、どんなにうれしいか!
わくわくしてきました!
さあ、出版企画書を作って、オーデイションで手を挙げてもらおうじゃないか!
昔の「スター誕生!」の百恵ちゃんのように!
勝手に盛り上がってしまった車椅子おばあちゃんです。