RE_PRAY 考察2|12/25加筆修正

11月から羽生君のBDの間に色々あって、自分自身も余裕がなく、本格的に考察出来る時間がやっと取れてきました。や、常にうだうだ考えてはいたのですけど、深すぎて考えが取っ散らかって、自分の部屋の如く、ものがあり過ぎてどこから手を付ければ⁉ という感じ。広ーーい推し部屋が欲しいよぅ~😭

前振りはこの辺にして。今日の本題も第一部より。
ずっと一番書きたくて仕方なかったところを文章にしてみます。
唯…答えが分からないから、謎は謎のままで憶測も出来ないまま終わるしょーもなさがありそうで…なかなか記事化出来ないでいたんですよね…。
でも頑張ります。


【 12/25 追記 ここから】---

8ビットの羽生君キャラがどの子なのか判明しました。
〈MEGALOVANIA〉です‼(Σ(゚∀゚ノ)ノキャー)
何故分かったかと言いますと、Twitter(現✖)の絵垢でちびキャラリクエストを募った際、 RE_PRAY のそれこそMEGALOVANIAの演技を観返そうと何度も再生していたのですね。その時、あの主人公の後ろ姿で「あれっ!!??」となりました。MEGALOVANIAの衣裳は黒基調ですが、8ビット君は色がブルー基調だったので、最初から違うものと無意識に除外していました。
でも間違いないです。〈鶏と蛇と豚〉の演技後から登場する8ビット君は〈MEGALOVANIA〉です!
という事で、以下の内容ではその箇所を〈メガロ〉と表記させて頂きます。宜しくお願いします🙏

【 ここまで 】---


第一部ラストクジャ戦の前の辺り。
♪ MEGALOVANIA が終わると、以下のポエトリーリーディングに合わせて巨大スクリーンには、8ビットの羽生君(以下メガロ)と演じて来たプログラムのキャラ達が登場してきます。この子達でジョブチェンジを図り戦闘を続けていくのですね。

この箇所の情報量が半端ないと私は感じていて、その一つは以下の通りなんですが、あの8ビット戦闘シーン自体に籠められた意味も私は知りたいんですよ…。
各キャラがラスボスキャラと戦闘するシーンでステンドグラスの様な窓のようなものが5個くらい出たり消えたりするのと、この戦闘を観ている “目” が物凄く気になって気になって。あの目は誰の目なんだろうと。プレイヤーである観客・視聴者の目をあの世界に落とし込んだものなのかなあ?とも思うのですが、それにしても二種類(眼球が水色で瞳孔が青と、眼球が赤くて瞳孔が黄色)存在してるので、その理由をいつか教えて。羽生くーーん!!

ようこそ よくここまで来た
欲望のままに ここまで来た気分はどう?
好奇心だけで 区区たるモノを踏み台にしてきた気分はどう?
ここに至るまでの人生(みち) 様々なことがあっただろう。

Yuzuru Hanyu  ICE STORY 2nd RE_PRAY より

8ビットのラスボスが登場するとメガロは恐らく完膚なきまでにやられてまう(ゲーム世界での瀕死状態。戦えるレベルではない、の意)ので、画面に表示された最初からグレー表示になっています。その他スクリーンに登場するキャラは以下の通り(だと思います)。


レックレ〉〈レゾン〉〈SEIMEI〉〈ファントム〉〈Otonal2.0
リアフェ〉〈旧ロミジュリ〉〈天地〉(メガロ*この段階で✖)
阿修羅〉〈ホプレガ〉《

ここで登場させたキャラとポエトリーリーディングの内容はリンクされてるのではと、ライビュで初めて見た時から思っていました。
ここは ICE STORY の中のプレイヤーに語りかけると見せかけて、この ICE STORY を観に来た観客・視聴者全ての人々に語り掛けているのだと思います。

〈阿修羅ちゃん〉を除く各キャラは、羽生君がアマ時代に演じて来たプログラム達。そのプログラムを演じて来た背景――羽生君がシニアに上がって初めて世選で3位を取った旧ロミジュリというプログラムを見守ってきた私達――を想起させるものだと思うのです。って伝わってますかね。うまく言葉に出来ないもどかしさです💦 兎に角頑張って書いてみますね。以下順番通りに記載します。
主人公がやられ、ジョブチェンジした子から。

旧ロミジュリ

あなたは知っている。勝利することの快感を。
道を切り拓くことの達成感を。
そして、次の物語の展開を楽しみにまっていた。

Yuzuru Hanyu  ICE STORY 2nd RE_PRAY より

ご存知の通り、2011年の3・11後、羽生君は数々のアイスショーに出場しながらそのリンクで練習を重ね、試合に出場していきました。
総括となる2012年3月ニースで開催された世界選手権に初出場で3位となります。この時「メダルの実感はないが、一番大きな試合でやり切れたことにほっとした」と語っています。


Otonal2.0〉〈ファントム

何もかも乗り越えて来たつもりだろう。
だがそれは、大きな勘違いだ。
振り返れば分かるだろう。

Yuzuru Hanyu  ICE STORY 2nd RE_PRAY より

2018-2019のSP〈Otonal〉はOriginと共に自分の尊敬するフィギュアスケーターのプロを演じたいと許可を得て試合で滑ってきたプログラム。けれど、様々な逆境に苦しんだ末に「自分の呼吸ではない」と封印し、その後バラ1
とSEIMEIに戻して4CCに出場したある意味曰く付きのプログラム。とは言っても、プロロでリクエストの中に組み込んだりしていたので、心の難度は低めだったかもしれません。
一方〈ファントム〉もまた、GPS初戦で負傷し、この時の怪我がきっかけともなったように思える病気と怪我に苦しめられ、万全の体調で臨めなかったシーズン。『GIFT』でその封印を解いたけれど、これも長く眠っていたプログラムで、ファンの中でもあの負傷が大きな傷の記憶となっていることもあり封印させていたと語っていましたね。

SEIMEI

乗り越えてきたんじゃない。
他人(ひと)も、肉体(からだ)も、精神も、
自我も、命も、道徳も、理性も、想いも、
夢も、希望も、憎しみも、嫉妬も、決意も、
全て壊して、

Yuzuru Hanyu  ICE STORY 2nd RE_PRAY より

SEIMEIは五輪2連覇の栄えあるプログラムであり、羽生君にしか演じることは不可能な伝説となる作品。陰陽師「安倍晴明」をモチーフにしたこの作品は、自身の中に晴明公を降ろしているかの如くで、このプロを演じる時はいつでも天地を司る“気”を纏っている様に感じます。五芒星も描きますよね。天地を司るというのは、「支配する」という事ですから、破壊も再生も我が意のまま、という意味でもあります。

ホプレガ
対してホプレガは、人(羽生君)として擬人化した「大自然そのもの」でした。人ではないそれは、唯そこに在る存在。その時々の天候に従順に大地は答えた反応をする。人の思惑など存在しない。

踏みつけて歩いてきた世界だ。
ただ考え、見ていただけ?

Yuzuru Hanyu  ICE STORY 2nd RE_PRAY より

レックレ
ここからは現段階での解釈として、どうにもプレイヤー(観客・視聴者)に投げかけているようにしか思えず。
レックレは初めて4loを導入したプログラムでもあり、衣裳も斬新でファンは大はしゃぎでした。このレックレがSP、フリーがホプレガでヘルシンキで開催された世選で二度目の優勝を果たしましたよね。今振り返っても納得できない評価をされたレックレ。

選んだのだろう?
見続けるという選択を
この世界を見たいという心のままに

Yuzuru Hanyu  ICE STORY 2nd RE_PRAY より

その後フリーのホプレガで大逆転の勝利を勝ち取り、あの時のファンの歓喜と言ったら!唯ひたすら、羽生君の勝利を信じてファンは見守る(見続ける)しかありませんでした。


天地
アマチュアとして最後のプログラム『天と地と』。
SEIMEIもそうでしたけれど、意図してるか、自覚があるかも含めて定かではないですが、羽生君と天地・自然との親和性が尋常ではないなといつも思ってます。それはさておき。『天と地と』は羽生君が長年夢見て実現させるべく研究に研究を重ねている “4A(クワドアクセル)” を取り入れる為に作られたマスターピース。4Aは怪我のリスクも高く、たった一人で指導者も助言者もいない中で試行錯誤しながら突き詰め、北京五輪で大きな爪痕を残した人々の記憶に残る大作。
羽生君がこれまで経験しレベルアップしてきた技術の粋を込めて演じた『天と地と』を私達ファンは最後の瞬間まで祈りながら見守り続けていました。羽生君が立つリンク、その場所に自分達の想いを寄せながら、共に戦いましたよね。

同時に、進めるよう、応援していたのだろう。
一緒に戦っていたのだろう。
レベルアップ(経験)してきたのだろう。
何度も止められるチャンスはあった。

Yuzuru Hanyu  ICE STORY 2nd RE_PRAY より

止められるチャンス、は確かにあったかもしれない。でもファンの総意は「4Aを跳んで納得の笑顔をした羽生君が見られますように」だったと思います。五輪の3連覇(金メダル)を願っていたファンは少なかったのではないでしょうか。と言っても、4Aを跳んで完璧な演技を出来たなら、敵う者は皆無だったと確信して言っちゃいますけどね。


リアフェ〉&〈レゾン
8ビットキャラとはいえ、まさかこの二つが登場するとは思いもよらず、しかも二人セットで選択するだなんて!(爆笑)
プレイヤーの羽生君がプレイしてるゲームのコマンドでは一人を二人にしたコンボ技が使える設定があるのか!と思いました。ジョブチェンジだとすると有りえんのよ~(と私がプレイしたなけなしのゲームでの記憶から語る)。
FaOIのA・Bツアーで演じたある意味 “双子” 。
色々インパクトがあった二つのプロでしたよね。
この二つを演じた後、フィギュアスケーター・羽生結弦は『職業・(プロフィギュアスケーター)羽生結弦』として大きく世界に羽ばたいたのです。
止める者などあろう筈がありません。

それでも、物語に委ねてきたのだ。
もう、止められない。

Yuzuru Hanyu  ICE STORY 2nd RE_PRAY より

8ビットキャラの阿修羅ちゃんが実質私達が知る最後のキャラとなります。
阿修羅ちゃんだけがプロ転向後の子です。『 GIFT 』の阿修羅ちゃんと様相が異なる RE_PRAY の阿修羅ちゃん。そこに籠められた意図・意味を考えます――が、一寸待って。気がつけば既に3870字を費やしてるじゃありませんか!😂😇いかん。これは別記事にします🙏

話を戻して。
阿修羅〉が選ばれ、8ビットのラスボスとの戦いも終盤になり、最後の最後《 ? 》が選択され、ポエトリーリーディングは言います。

さあ、最後だ。
これで最後だ。
突き進むために、ここまでの想いの為に。
選択しよう
あなたの世界に、越えるべき壁は ありますか?
壊すべき壁は ありますか?

Yuzuru Hanyu  ICE STORY 2nd RE_PRAY より

ここから先の道は、前記事で書いた展開となります。
「破滅」一択の後に訪れる「絶望」。
その先に待つのは再び一からプレイする「希望」。


【12/13追記】ここから---
RE_PRAY は羽生君の物語ではないと断言しているので違うのだけれど、このシーンの背景に在るものを私が探るとどうしても、彼のアマ時代の歴史とリンクしている様に思えてならない、という事で長々綴りました。
そんな事ないよ、偶々じゃない? と思う方もいるでしょうけど、羽生君は無意味な事をしない人だと私は確信しているので、こういった箇所でのある意味「お遊び」はアリだと思うんですよ。作者の遊び心が出るパートとして。
【追記】ここまで---


この調子で考察してていつ書き終えるんだ自分。
いやまだツアーは続く。
大丈夫だ、頑張れ自分!