紙一重

皆さんは「紙一重」の体験をしたことがありますか?
これからお話しするのは〈命〉について。
自分が生きるか死ぬか、スレスレの体験をした方はどの位おられるでしょう。どういう訳か私は「一人の人間」として経験した回数が多い方ではないかと思うのです。

中でも一番だったのは、真冬氷点下の峠越えで父が運転する自動車内から投げ出され、回転して止まった自車の下に頭が入った状態になった時。母は私が死んだと思ったそうです。
ところが、ガードレールに顎の下を掠らせ擦過傷と打撲で済むという超軽傷で。目的地には病院へ行った後なので、時間はかかりましたが無事到着しました。因みにその時向かっていたのは親戚の叔父の葬儀だった訳ですが…。
(当時の友人に話をしたら「呼ばれたね」と言われました😇)
今思えばあの時の処置された場所、羽生君がたった一度、赤のオペラ座で衝突事故に遭って処置された時に貼られたテープと同じ場所でしたわ。
もう大昔の事ですし、全然分からないですけど、自分では顎の内側に触れると痕があるのが分かります。

もう一つは自転車通勤していた時、坂道を下っていたら向かいから知らないおばさんがやはり自転車で坂道を登り始めでよろけ、私と追突しそうになり、加速状態だった私はハンドルを切りブレーキを掛け…急ブレーキなのでまあお約束の展開に。

宙を舞いました。

どの位そうしていたか分かりませんけど、気が付いたら結構な人だかりに囲まれていてザワザワしてるのが耳に届いて次第に意識が戻って行きました。
この時も、頭に裂傷を負いましたけど、ほぼ軽症。打撲と、頭部を何針か縫いましたし、頭を打ったのでCTとかも検査みっちりしましたけど。
有志の方が救急車を呼んで下さって乗りました。
(そのときのおばちゃんは影も形もなかったのです。無情)

他にもあるんですけど、「本当に生きてるのが不思議」という紙一重体験はこの二つ。
そうして現在は落ち着いているけれど、一生抱えるトラウマを持っています。それについては話すつもりはないのですけれど。

何が言いたいかと言うと、こんな事があっても生きてる不思議。
命は簡単に消えることもあり、私の様にどういう訳か生きてることも。
羽生君が「今日ある命は明日もあるとは限りません」この言葉と付随する言葉を幾度となく発信しているのを、私は自分がいま在る実体験として深く共感するのです。

命の軽重。

命に軽い重いはありません。同じ命は二つとして在りません。いまある命は奇跡なのだ。当たり前ではないのだ。くだらない日常は当たり前ではないのだ。明日もあるとは限らないのだ。
天災や事故に巻き込まれる。当たり前だと思っていた日常は、何気ない事であっという間にかき消される。強い様に見えてとても脆い。それが私達が過ごしている〈日常〉。

時に苦しく、辛く、死にたくなったとしても〈死〉を選ぶのではなく、どれだけ見苦しくても、他人が目にした時どれだけ無様な姿であっても、〈生きる〉選択をし続けてほしい。(お分かりでしょうが、それは犯罪に手を染めるという事では決してありません)

東日本大震災で羽生君はこの世の地獄を目の当たりにして来たと思います。
その中にある光も共に。
加えて、高校時代からの誹謗中傷に苦しみ続けている現在。
幾度となく羽生君自身が選びかけたその選択。彼はもう選ばないと私は信じています。
自分がそれを選んでしまったら、それは彼に生きることを教えて貰った人々への〈裏切り〉でありその人々の〈絶望〉だと分かっているから。

そして、生きているからこそ、苦しみの先にある喜びや幸せに巡り合えるのです。その未来を見るためにも生きなくては! 輝く未来を目にする可能性があるのは〈生きる〉からこそです。

Twitter(現✖)で連日広がりを見せ続けている〈 #羽生結弦さんを応援します 〉これまで沈黙を保っていた人々が、堰を切ったように自身の言葉で、狂ったメディアに向けた抗議と、羽生君へのエールを贈り続けています。
羽生君には世界中の人々の想いが絶対に届いているでしょう。
それを燃料として、2024年も活躍してくれることを信じています。
支える燃料としての立場のファンは、変わらず羽生君の支えとして、どれだけ弱く小さく取るに足らないものであっても、一丸となった時の影響はこのタグが証明している通りです。

2024年を向かるにあたり、2023の忌まわしい厄はここで落としておきたいと考え、衝動的に綴らせて頂きました。
まとまりもないいつも以上の駄文ではありますが、2023年最後の📒として記します。

思いがけず、自分比で多くの方々に読んで頂けた📒でした。
畏れ多い方からのフォローも頂けて(いいんでしょうか本当に💦)来年も折に触れ綴ってまいります。ありがとうございました🙏

大変お世話になりました。
2024年は辰年。
龍が空高く昇って行く様に羽生君もそうあれるように、応援していきましょう。
皆様、良いお年を‼