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〜地方の小学校から見る教育のトレンド・流れ〜 たぶん、こんな感じに流れている

どーも!!
地方で、小学校教員をしています。30代パパ教員です。

今日は、
「教育に対する考え方の流れ・移り変わり」みたいなものを話します。
自分の目から見た、感想を書きます。
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最近、たくさんのスキが増えていき、嬉しいです。


自分が子どもの頃

平成初期くらいの小学校時代です。
この頃は、
僕の記憶では、なんとなく「まだ塾とか、発達していない。」というか、
小学校から塾に行くということは少ない。そんな地方状況です。
行くということは、そこは、かなりの所得のある家庭っていうイメージでした。
あとは、「勉強だけがすべてじゃないでしょー!」みたいな風潮もあり。

とはいえ、そんな中で、「ゆとり」の流れもあり。
小学校では、土曜日完全休みも入り。
「総合」という教科も入ってきましたね。

自分が小学校高学年の頃

少し、短い期間で、この流れが少し変わります。
ゆとりでの学力低下も叫ばれ。
中学校の荒れも、巷で広がり。
その意味で、「私立」という選択肢が増えてきた時期です。
「私立」も、出来立ての学校から、伝統ある学校まで。

ただし、この頃の「私立」も、
いわゆる「学力向上一辺倒」
テストの成績のみを上げるということ

準じて、塾業界も、
合格者数や、学力テストのできる子に育てる
という感じですね。

<中学〜高校> 結果を上げろ!の世界

この期間は
僕は、私立の中高一貫校に入っていたので、、、
やはり、自分の周りは、勉強一辺倒という空気でした。

周りの状況は、いまいち分かりませんでしたね。

とはいえ、まず、
「ドラゴン桜」のドラマが、世間で人気でした。
あれの本当の人気って。


「勉強だけがすべてじゃない!」という風潮へのアンチテーゼだったから
火がついた!と思っています。

よく、私も、地元の私立進学校にいてて、周りの人から、
「勉強できても、、、人間性が、、、」と揶揄されました。
勉強と人間性というものの二元論で語るところに、
ドラゴン桜は、

勉強を頑張って何が悪いんだ!と開き直り。
社会という荒波を生きるためには、勉強して知識を得ること。
世の仕組みを少しでも学び、どれだけ、自分達の今の立場が不利なことを知り、少しでも有利に立ち回るようにする!

だから勉強する。

勉強や、小手先の技術を学ぶことばかりでは、本質にたどり着けないという意見に対しても、

技術を何回も何回も真似して、学んで習得するからこそ、そこから本質を得ることができ、そしてそれを継続していくからこそ、人間性をも磨かれていく。

というまさに、
ど正論!!を突きつけ、
勉強することの意義を叩きつけたこと。

これが、この漫画・ドラマの社会的意義だったように、当時思いました。

この頃から、
おそらく世間的にも、
「勉強」って、「ガリガリべんきょう」「あまり将来役に立たないことを我慢して、覚えて耐える」みたいなものと思っていて。

そこから「勉強する」というのは究極、「学ぶ」ことにつながる
という意識になってきたと思います。

しかしながら、
社会の構造上、やはり、
その本質に辿り着くためには
まず「有名大学」と言われているところに入学してから、職につき、安定しないと、何も語れない。
余裕が生まれないという状況であるために。

勉強すること、学ぶことというのが本質とわかっていながらも、
手段として、「いわゆる受験勉強」をして、大学に入るという風潮だったのではと思います。

先生たちも、取り繕ってはいても、やはり最終的に、国公立大学への合格というところにこだわっていました。

大学を経て、今、社会人として

社会人として、また教育の現場に戻り、

どの親も、この「勉強」や「学び」の風潮を経験してきての親となった子どもたちが、今は、入学しているので、

「勉強だけがすべて」じゃないのもわかってるし、
「本人が望めば、しっかりさせてあげたい」という親も多いし。
「身の丈以上の勉強を異常にさせよう」という姿勢も、見ていてあまりない親が多いと思います。

これは、都市部によっては、また傾向は全然違ってくると思います。

とはいえ、それだけ
「学ぶ」ということの本質が浸透してきたのではと思います。
悪くいえば、
「そこまで勉強していなくても、なんとかなっていく」ということも知っているため、させようとも思わない。

それもあるのかもしれません。

学校現場を見ていて、
とびぬけて!成績がいい!という子どもさんも、そうそういないように思います。


そのあたり、
「学力」「勉強」「学ぶ」という、ことの
価値観や多様性が出てきたことで、
これからを生きる子どもたちは、より難しい時代を生きるのではと思っています。

では。

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